目の回る忙しさだからこそ!親子の疲れや緊張を癒すユーモラスな絵本3選
年末になり、いつも頑張っているママたちにも、一年の疲れが出ている頃ではないでしょうか。
忙しい日々の中、このままでいいのかと不安になったり、落ち込んでしまうこと、ありませんか?親の不安や緊張は子どもにも伝わるもの。悪循環に陥らないように、うまくリラックスしたいものです。
そんな時におすすめしたい、親子の不安や緊張をといてくれた、ユーモラスな絵本3冊を紹介します。
「いいからいいから」シリーズ 1〜5
作・絵:長谷川義史(絵本館)
シリーズ5まで出版されている、長谷川義史さんの人気絵本。
なんともユーモラスな風貌のおじいちゃんは、何が起こっても動じることなく「いいからいいから」と受け入れる人。ひょうひょうとした、その姿の奥に、長い人生経験に裏打ちされた器の大きさ、懐の深さを感じます。
本の帯に書かれていた「おこってはいけない、だれかがおこるとだれかにでんせんしてだれかがまたおこる…」という言葉。
「新米ママさん、そんなに頑張りすぎなくても、いいからいいから」って言われているような。
シリーズごとにまき起こる不思議なできごとと、おじいちゃんの痛快な反応の数々を、ぜひ楽しんでみてください。
「だいじょうぶだいじょうぶ」
作・絵:いとうひろし(講談社)
こちらもおじいちゃんが登場しますが、前出「いいからいいから」のおじいちゃんとはまた違ったキャラクター。穏やかで物静かだけど、いつも近くで子どもを見守ってくれる、温かな人。
散歩中に大きな犬やヘビに出会ってびっくりしても、いつも「だいじょうぶだいじょうぶ」とささやいてくれます。そして子どもは、だんだんと広い世界に出て行けるようになり、自然と成長していくのです。
わが子もこれからどんどん新しい世界に出ていき、ママもその度に新しい世界に出会っていくでしょう。初めての経験は不安だし、怖い気持ちもありますよね。
そんなとき、「世界はそんなに心配するほど、悪くはない、いいことたくさんあるんだよ」と、改めて教えてもらえる1冊。力まずに、親子で少しずつ成長していけたらと思うことができた絵本です。
就学前後の不安や緊張を感じたときにもおすすめです。
「おひさまあはは」
作・絵:前川かずお(こぐま社)
「辛いとき、悲しいとき。無理にでも笑顔になった方が元気が出るよ」と聞いたことがあります。でも、それってなかなか難しいですよね。
それでも、やっぱり子どもの前では、笑顔でいたい。穏やかな、心からの笑顔を見せたいと思うのが母心。
私自身、初めての育児と実母の病気とで、悩みや疲労が重なり、なかなか笑えない日々がありました。そんなとき、久しぶりに本棚から取り出した、この絵本に救われた思い出があります。
シンプルなフレーズと太陽のようなみんなの笑顔が、気持ちを明るくしてくれるのです。
低年齢向けの絵本ですが、年齢が上がっても、そして大人になっても心に響くと思います。ページをめくり、簡単なフレーズを読んでいるうちに、いろいろな考え事をいったん横にどけて、自然に笑顔になることができました。
園や学校は冬休み。
そんなときこそ、数分で読めるこれらの絵本を、ぜひ手にとって読んでみて下さい。
<参考>
「いいからいいから」シリーズ(絵本館)
「だいじょうぶだいじょうぶ」(講談社)
「おひさまあはは」(こぐま社)
<文・写真:ライター石川友美>
忙しい日々の中、このままでいいのかと不安になったり、落ち込んでしまうこと、ありませんか?親の不安や緊張は子どもにも伝わるもの。悪循環に陥らないように、うまくリラックスしたいものです。
そんな時におすすめしたい、親子の不安や緊張をといてくれた、ユーモラスな絵本3冊を紹介します。
ユーモラスなおじいちゃんから学ぶ、受け入れる心「いいからいいから」
「いいからいいから」シリーズ 1〜5
作・絵:長谷川義史(絵本館)
シリーズ5まで出版されている、長谷川義史さんの人気絵本。
なんともユーモラスな風貌のおじいちゃんは、何が起こっても動じることなく「いいからいいから」と受け入れる人。ひょうひょうとした、その姿の奥に、長い人生経験に裏打ちされた器の大きさ、懐の深さを感じます。
本の帯に書かれていた「おこってはいけない、だれかがおこるとだれかにでんせんしてだれかがまたおこる…」という言葉。
日々の子育てで眉間にシワが寄りがちな私、ちょっと胸が痛くなりました。そのあと、絵本を読みながら、不思議と肩の力が抜けるような思いがしたものです。
「新米ママさん、そんなに頑張りすぎなくても、いいからいいから」って言われているような。
シリーズごとにまき起こる不思議なできごとと、おじいちゃんの痛快な反応の数々を、ぜひ楽しんでみてください。
不安があってもいいんだよ「だいじょうぶだいじょうぶ」
「だいじょうぶだいじょうぶ」
作・絵:いとうひろし(講談社)
こちらもおじいちゃんが登場しますが、前出「いいからいいから」のおじいちゃんとはまた違ったキャラクター。穏やかで物静かだけど、いつも近くで子どもを見守ってくれる、温かな人。
散歩中に大きな犬やヘビに出会ってびっくりしても、いつも「だいじょうぶだいじょうぶ」とささやいてくれます。そして子どもは、だんだんと広い世界に出て行けるようになり、自然と成長していくのです。
わが子もこれからどんどん新しい世界に出ていき、ママもその度に新しい世界に出会っていくでしょう。初めての経験は不安だし、怖い気持ちもありますよね。
そんなとき、「世界はそんなに心配するほど、悪くはない、いいことたくさんあるんだよ」と、改めて教えてもらえる1冊。力まずに、親子で少しずつ成長していけたらと思うことができた絵本です。
就学前後の不安や緊張を感じたときにもおすすめです。
読んでいるうちに自然に笑顔になれる!「おひさまあはは」
「おひさまあはは」
作・絵:前川かずお(こぐま社)
「辛いとき、悲しいとき。無理にでも笑顔になった方が元気が出るよ」と聞いたことがあります。でも、それってなかなか難しいですよね。
それでも、やっぱり子どもの前では、笑顔でいたい。穏やかな、心からの笑顔を見せたいと思うのが母心。
私自身、初めての育児と実母の病気とで、悩みや疲労が重なり、なかなか笑えない日々がありました。そんなとき、久しぶりに本棚から取り出した、この絵本に救われた思い出があります。
シンプルなフレーズと太陽のようなみんなの笑顔が、気持ちを明るくしてくれるのです。
低年齢向けの絵本ですが、年齢が上がっても、そして大人になっても心に響くと思います。ページをめくり、簡単なフレーズを読んでいるうちに、いろいろな考え事をいったん横にどけて、自然に笑顔になることができました。
園や学校は冬休み。
にぎやかな子どもたちとの日々を送っていることでしょう。ママにとっては、嬉しい反面、目がまわるほど忙しい年末年始でもありますよね。
そんなときこそ、数分で読めるこれらの絵本を、ぜひ手にとって読んでみて下さい。
<参考>
「いいからいいから」シリーズ(絵本館)
「だいじょうぶだいじょうぶ」(講談社)
「おひさまあはは」(こぐま社)
<文・写真:ライター石川友美>