お弁当落ちちゃった(涙)を防ぐために元幼稚園教諭が教えるフタ練習
4月からドキドキわくわくの幼稚園生活。入園後しばらくの間は慣らし保育のため午前保育で降園しますが、4月後半頃からお弁当や給食がスタートします。
クラスのお友だちや先生と一緒に食べる楽しいひとときですが、初めてのお弁当には失敗も多いです。
私が幼稚園で年少クラスを受けもっていたとき、楽しいお弁当タイムのはずなのに、泣いてしまう子やお弁当が食べられない子がいました。
お母さんお父さんからの愛情たっぷり詰まったお弁当が食べられなかったなんて、そんな悲しい思いはさせたくありません。
そこで、入園前に自宅でできるお弁当の練習方法を2つお伝えします。
お弁当を食べる前に、落下させてしまう子が多い
「先生、お弁当が落ちちゃった…」と、泣きながら教えてくれる子が、実は結構います。
どうして落ちてしまうかというと、お弁当箱のフタを開け慣れていないからです。
「お母さんお父さんが作ってくれたお弁当を食べるんだ!」と、子どもたちはとてもうれしそうな表情で準備します。
そして、いざお弁当箱のフタを開けるとき、力加減が分からず思いっきりフタを開けてしまい、床に落下…。テーブルの上で逆さまになってしまうことも。
床に落ちてもフタが閉まっていればいいのですが、落下の衝撃でフタが開いてしまい、ごはんやおかずが散乱して、食べられないこともあるんです。とても悲しいですよね。
その1お弁当のフタを開ける練習をしてみましょう
子どもたちがそんな悲しい思いをしないためにも、自宅でお弁当のフタを開ける練習をしてみましょう。
方法は簡単です!昼食の時間にいつもお皿に盛りつけている料理を、実際に幼稚園で使用するお弁当箱に詰めるだけ。
デザートケースにもフルーツやゼリーを入れてみましょう。
フタを開ける練習のときに、プレッシャーをかけないように
自宅で、完成したお弁当を子どもに渡すときにも、大切なポイントがあります。
「フタが開けられないと、幼稚園には行けないよ」や「幼稚園ではお友だちと一緒に、みんなでお弁当を食べるんだよ」とは伝えません。伝えてしまうと、それがプレッシャーになることがあるからです。
目的は、お弁当のフタを一人で開けられようにすることです。まずは、お子さんがどうやって開けるのかこっそり観察しましょう。そして、うまく開けられないときは、一緒に開ける練習をしましょう。
少しずつ、フタが上手に開けられるようになってきたら、たくさん褒めてあげてくださいね。