愛あるセレクトをしたいママのみかた

実親との同居はパラダイス…でもない!?私が感じるデメリット3つ

あんふぁん
私は夫と3歳の娘、1歳の息子の4人家族。結婚してから約5年間、私の両親と一緒にひとつ屋根の下で暮らしています。
ママにとって、実両親の存在は心強いもの。私自身、義両親と違って気を遣わないし、同居すれば育児サポートを受けられ、いいことづくしのはず!と思っていました。
しかし、実際に同居してみるとデメリットもあることに気づきました。

実親との同居はパラダイス…でもない!?私が感じるデメリット3つ


デメリット1親を頼りすぎてしまう


私たちの同居スタイルは1階と2階で居住スペースを分けており、それぞれに別のキッチンがあります。
そのため食事は別ですが、お風呂は共有なので、声を掛け合って順番に入ります。

両親との同居で何よりもありがたいのは育児のサポートです。

たとえば、夕食を代わりに作ってもらえたり、お風呂上がりに子どもの着替えを手伝ってもらうことがあります。
こうして両親が手を貸してくれることは、感謝すべきこと。分かっているのに、いつの間にか手伝ってもらえることが当たり前だと思うようになっていました。

私の両親は現役で働いているため、自宅でゆっくり過ごせるのは週末しかありません。平日は夜に帰宅し、クタクタのはずです。
それを知っていながらも、自分が子どものことで手を焼いているときに、親が近くにいて何もしてくれないと「手伝ってくれればいいのに!」と不満を抱くようになりました。
休日に、外出しようとする両親に向かって、「お父さんとお母さんは、しょっちゅう出かけるね。子どもも一緒に連れて行ってくれればいいのに」と文句を言ったこともあります。

「もっと子どもたちと遊んであげてよ」と言って、親から「こっちだって疲れてる!」と言い返され、険悪になってしまったこともありました。
このように、私が「親を頼りすぎてしまう」ことで負荷がかかり、家族仲がこじれてしまうのがデメリットです。

デメリット2実母の子育て論に影響される


実母は子育ての大先輩であり、言うことの一つひとつに非常に説得力があります。そのため、実母の子育て論に影響され、気づかぬうちに従っていることが多々ありました。
トイトレやお箸の練習を始めたきっかけも、「あなたがこれくらいの頃にはもうできていた」と実母に言われたから。
学資保険のプランや教育資金の貯め方、子どもの叱り方、お風呂の入れ方、食事の仕方など、子育てのあらゆる点において実母の意見を聞いてきました。実母からすれば私は未熟な母親で、よかれと思って口を出しているはずです。私自身、実母の先人の知恵に頼ってきたところがありました。


しかし、散々悩んでいた幼稚園選びを実母の鶴の一声で、私があっさり母の意見通りにしたときには、さすがに夫から「影響されすぎ!」と指摘されました。
そして、「子どものことは自分たち夫婦で考えて決めたい」とも。
それ以来、子育ての重要な決め事は実母の意見を参考にしつつも、夫ときちんと二人で話し合うようにしています。
夫が自分の意見や本心を言いやすいように、実母や私の意見を先に言ってしまわないようにすることも心がけています。

デメリット3祖父母が「孫疲れ」してしまう


祖父母の「孫疲れ」という言葉がよく聞かれますが、同居していると特に孫疲れが起こりやすいように感じます。
孫の世話が大変というだけでなく、毎日顔を見ているために特別感がなくなってしまうのも原因だと思います。
休日や夜寝る前に子ども達がずっとそばにいると、「そろそろ自分たちの部屋に戻りなさい」と、言われてしまうこともよくありました。

私が子どもの頃に祖父母の家に遊びに行ったときは、いつも満面の笑みで出迎えてもらえたものでした。
そして、その喜んでくれる姿を見て、私自身も幸せな気持ちになっていました。
でも、それは「たまにしか会えないからこその喜び」なんですよね。
同居することで、祖父母を孫疲れさせてしまい、「孫を思いきりかわいがる」という環境を作り出せないこと、そして、わが子たちに「自分たちに会えて喜んでいる祖父母」を感じさせてあげられないことに、ちょっぴり寂しさを感じます。

子どもにとって頼りないママにならないために


実親との同居はパラダイス…でもない!?私が感じるデメリット3つ


親を頼りすぎたり、実母の子育て論に影響されることでもう一つ心配なことは、子どもから頼りないママだと思われてしまいそうなこと。
「おばあちゃんがいないとママは何もできない」となってしまっては、母親としての面目が立ちません。そして、親の言葉に重みがなくなり、祖父母の言うことばかりを聞くようになってしまうかもしれません。

同居すると線引きが難しくなりますが、両親とはすでに別の家族という意識、母親としての自立心はしっかり持たなければいけないと感じています。わが家では、子どもが二人になってからは、両親の負担を考えて、自宅の生活域を明確に分け、子どもを預かってほしいときは早めに伝えて予約をとるようにしています。

お互いが気疲れしないように、ほどよい距離感を保って同居していきたいと思います。

<文・写真:ライターゆうき>

提供元の記事

提供:

あんふぁん

この記事のキーワード