小4息子が作ったおまかせランチがママの想像を超えてきた!
全国で休校が相次ぎ、大人も子どももいつもとは違う生活スタイルがスタートしました。
子どもたちの長い休み、しかも外出を控えなければいけないとなると、どのように毎日を過ごしたらよいのか悩みます。
まわりのママ友やパパ友に子どもと一緒にどう過ごしているか聞いてみると、「勉強」や「読書」、「ゲーム」に「マンション内の散歩」などそれぞれ。
その中に「うちでは朝食を作ってもらっているよ。親もラクしたいしね!」という意見が。
さっそく、わが家でも取り入れ、小学4年生の息子に自分が食べたい朝食を作ってもらうことにしました。
私は朝食用に野菜をたっぷり入れたスープや具だくさんのみそ汁を作っておくので、息子の作業としてはトースターでパンを焼いたり、ごはんを温めて、おにぎりを作る程度ですが、やってみると意外と楽しい様子。
「今度は一人でランチを作ってみたい!」というので、おまかせしてランチを作ってもらうことにしました。
息子はスマートフォンを使い慣れているので、「時短レシピ簡単」のキーワードを入れて検索し、料理の画像とレシピ名を見ながら簡単でおいしそうなレシピを選ぶそうです。
レシピが決まったら、親子で材料の確認をし、「ホールトマトがないけどカットトマトで代用できるね」「野菜が少ないから玉ねぎのみじん切りを入れてみたら良いかも」など、話し合いながら、足りない材料の代替えや自分好みのレシピにするための調整をします。
ちなみに今回、息子が選んだレシピは「トマトチーズリゾット」です。
準備が整ったので、さぁ作ってもらおう!と思ったのですが、作り始めてわずか数10秒で「〇〇はどこにあるの~?」と質問の嵐。
たまにお手伝いはしてくれますが、いざ一人で作るとなると、調理器具や調味料の場所が分からなくなるとのこと。
それならばと、「包丁の持ち方」「ガスのつけ方」「スケールの使い方」「大さじと小さじの計量」「計量カップの使い方」「食材の洗い方と切り方」など料理の基本を再度教えながら、レシピに必要な器具や材料を一緒に準備しました。
私は料理講師をしていて、幼稚園児や小学生に料理を教えることもありますが、その際は常に先回りをしながら子どもをフォローし、とにかくケガがないことを最優先に考えます。でも、わが子には「少しくらいのケガもまた勉強!」と、とにかく任せてみることに。
しっかりと手洗いをしてから、玉ねぎのみじん切りを始めました。
息子がキッチンに立っているとき、私は隣で夕飯の下準備をしますが、自然と料理の会話になり、お互いが楽しく料理の準備をすることができます。
ちらりと隣を見て、危ない包丁の使い方をしているときは一声かけますが、それ以外は口を挟まず、じっと我慢です。
玉ねぎのみじん切りが終わると、火を使う作業に入ります。
しっかりと鍋を熱して、玉ねぎをこげつかせずに炒めたあとは、レシピ通りに作業を進めてリゾットができあがりました。
味の調整のためにバジル塩をひとふり。
使う食器も自分で選び、盛り付けます。
息子は絵を描くのが好きなので、料理の仕上げもその延長線上にある様子。
最初のトライしたときは、調理時間15分と書いてあったレシピに軽く2時間近くかかってしまいましたが、自分で初めて一から作った料理に息子は大満足。
今回は炊いたごはんを使ったリゾットでしたが、フレンチレストランで働いた経験がある私は、「リゾット=生米から作る」というイメージから抜け切れず。でも食べてみて、その手軽さとおいしさにびっくりしました。
今や、「トマトチーズリゾット」は息子の定番レシピとなり、休校が始まってからすでに4回ほどランチに登場しています。
息子は、決して器用な方ではないですし、日常的に料理を手伝っているわけではありません。でも、この長い休みを利用した毎日のランチ作りで自分なりの調理方やアレンジを考え、調理時間も1時間かからなくなりました。
私も「今日は何を作ろう」という日々の悩みから解放され、自分ではあまり選ばないレシピを選んでくる息子のサプライズランチを楽しみにしています。
せっかくの長い休みをポジティブにとらえて、子どもと一緒におまかせランチを楽しんでみてはいかがでしょうか。
【参考レシピ】
トマト缶で簡単、時短リゾット レシピ・作り方
<文・写真:ライター稲井華子>
子どもたちの長い休み、しかも外出を控えなければいけないとなると、どのように毎日を過ごしたらよいのか悩みます。
まわりのママ友やパパ友に子どもと一緒にどう過ごしているか聞いてみると、「勉強」や「読書」、「ゲーム」に「マンション内の散歩」などそれぞれ。
その中に「うちでは朝食を作ってもらっているよ。親もラクしたいしね!」という意見が。
さっそく、わが家でも取り入れ、小学4年生の息子に自分が食べたい朝食を作ってもらうことにしました。
私は朝食用に野菜をたっぷり入れたスープや具だくさんのみそ汁を作っておくので、息子の作業としてはトースターでパンを焼いたり、ごはんを温めて、おにぎりを作る程度ですが、やってみると意外と楽しい様子。
「今度は一人でランチを作ってみたい!」というので、おまかせしてランチを作ってもらうことにしました。
「時短レシピ簡単」のキーワードで検索
息子はスマートフォンを使い慣れているので、「時短レシピ簡単」のキーワードを入れて検索し、料理の画像とレシピ名を見ながら簡単でおいしそうなレシピを選ぶそうです。
レシピが決まったら、親子で材料の確認をし、「ホールトマトがないけどカットトマトで代用できるね」「野菜が少ないから玉ねぎのみじん切りを入れてみたら良いかも」など、話し合いながら、足りない材料の代替えや自分好みのレシピにするための調整をします。
ちなみに今回、息子が選んだレシピは「トマトチーズリゾット」です。
お手伝いだけでは覚えてなかったキッチンのあれこれ
準備が整ったので、さぁ作ってもらおう!と思ったのですが、作り始めてわずか数10秒で「〇〇はどこにあるの~?」と質問の嵐。
たまにお手伝いはしてくれますが、いざ一人で作るとなると、調理器具や調味料の場所が分からなくなるとのこと。
それならばと、「包丁の持ち方」「ガスのつけ方」「スケールの使い方」「大さじと小さじの計量」「計量カップの使い方」「食材の洗い方と切り方」など料理の基本を再度教えながら、レシピに必要な器具や材料を一緒に準備しました。
私は料理講師をしていて、幼稚園児や小学生に料理を教えることもありますが、その際は常に先回りをしながら子どもをフォローし、とにかくケガがないことを最優先に考えます。でも、わが子には「少しくらいのケガもまた勉強!」と、とにかく任せてみることに。
やっとランチ作りがスタート!
しっかりと手洗いをしてから、玉ねぎのみじん切りを始めました。
息子がキッチンに立っているとき、私は隣で夕飯の下準備をしますが、自然と料理の会話になり、お互いが楽しく料理の準備をすることができます。
ちらりと隣を見て、危ない包丁の使い方をしているときは一声かけますが、それ以外は口を挟まず、じっと我慢です。
玉ねぎのみじん切りが終わると、火を使う作業に入ります。
しっかりと鍋を熱して、玉ねぎをこげつかせずに炒めたあとは、レシピ通りに作業を進めてリゾットができあがりました。
味の調整のためにバジル塩をひとふり。
使う食器も自分で選び、盛り付けます。
息子は絵を描くのが好きなので、料理の仕上げもその延長線上にある様子。
レシピには書いていなかった粉チーズと乾燥パセリを多めにちらして、やっと完成しました。
15分で完成するはずが最初は2時間!でも今は…
最初のトライしたときは、調理時間15分と書いてあったレシピに軽く2時間近くかかってしまいましたが、自分で初めて一から作った料理に息子は大満足。
今回は炊いたごはんを使ったリゾットでしたが、フレンチレストランで働いた経験がある私は、「リゾット=生米から作る」というイメージから抜け切れず。でも食べてみて、その手軽さとおいしさにびっくりしました。
今や、「トマトチーズリゾット」は息子の定番レシピとなり、休校が始まってからすでに4回ほどランチに登場しています。
息子は、決して器用な方ではないですし、日常的に料理を手伝っているわけではありません。でも、この長い休みを利用した毎日のランチ作りで自分なりの調理方やアレンジを考え、調理時間も1時間かからなくなりました。
私も「今日は何を作ろう」という日々の悩みから解放され、自分ではあまり選ばないレシピを選んでくる息子のサプライズランチを楽しみにしています。
今の子どもたちは毎日塾や習い事で忙しく、長い夏休みもイベントや旅行を計画してしまい、自宅でゆっくりと過ごす時間がなかなかとれないですよね。
せっかくの長い休みをポジティブにとらえて、子どもと一緒におまかせランチを楽しんでみてはいかがでしょうか。
【参考レシピ】
トマト缶で簡単、時短リゾット レシピ・作り方
<文・写真:ライター稲井華子>