子育て情報『子ども同士のケンカ「ごめんなさい」を言わせて終わるより大切なこと』

2020年4月20日 11:20

子ども同士のケンカ「ごめんなさい」を言わせて終わるより大切なこと

とケンカになることがあります。
このようなケンカは、ケガに繋がらないように気をつけながら見守りましょう。ケンカをしながら、言葉で相手を説得したり、お互いに納得する方法を考えたりと、たくさんのことを学びます。

子どもだけでは解決方法が見つからない時は、大人の出番。「順番にするのはどう?」「〇分になったら交代は?」など提案してあげましょう。ケンカがヒートアップして泣いたり暴れたりしてしまう時には、「いやだったね」と共感して、気持ちを整理してあげると落ち着きます。

平等だけが解決策じゃない

子どもたちが話し合ってお互い納得した方法は、大人から見ると平等でないことは多々あります。
例えば、2人の子どもが10個のカラーボールのオモチャを取り合ってケンカをして、最終的に1人の子は8個。
もう1人は2個になったとします。
大人は半分の5個ずつ分けたくなってしまいますが、子どもが納得しているならば、口出しは不要です。カラーボールの数が少なくても「赤いボールさえもらえれば、2つでもいい」と取り引きをしていたりします。
今回は相手に多くゆずると自分で決めた場合もあるでしょう。自分の欲求と相手の欲求の折り合いをつけて納得しているのです。
またお互いすごく怒っていたのに、いつのまにかその内容を忘れて、ケロっと仲直りしていることもありますよね。特に問題解決しているように見えなくても、ケンカした相手とまた笑いあえるのも、とてもよい経験。

ケンカの際大切なのは、「ごめんなさい」を言って終わりにしたり、平等に解決することではなく、お互いが納得することです。


子どものケンカ、前向きに見守ろう

子ども同士のケンカの時に大人がすべきことは、子どもの気持ちを代弁すること、また子ども同士で仲直りできるよう見守りサポートすること。
私は、保育士として勤務をしている時もそうでしたが、今はわが子が友達とケンカを始めると、「がんばれ、がんばれ」と思いながら見守っています。相手の子にケガをさせないか神経をつかうこともありますが、ママの出番は最小限に。
そして仲直りのあとには「よく言えたね」「いい考えだね」と、どちらの子も誉めることも。「ごめんなさい」の言葉は、悪かったと思った時には、自分から心を込めて言えると理想だなと思っています。ケンカはお互いにとって成長につながる経験になるので、すぐに止めてしまうのはもったいない!
これからも前向きに柔軟に見守っていきたいと思います。

<文・写真:ライターnicoai>

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.