子育て情報『元小1担任が教える今自宅でできる「生活科」の取り組み、自作のカードも』

元小1担任が教える今自宅でできる「生活科」の取り組み、自作のカードも

1年生が初めに育てるものとしては、種をまいたら芽が出て、葉がつき、成長し、花が咲き、花の部分に実がなり、実から種が取れ、最初の形に戻るというサイクルを観察・体験できるものがよいと思います。

まずは種をしっかりと観察してみよう

準備ができたらさっそく種まきを…の前に、ぜひやってみたいのが種の観察です。できれば複数種類準備して、比べながら観察できると楽しめます。
「生活科・ワークシート」などで検索すると、ワークシートがダウンロードできるホームページがたくさん出てきます。わが家では自作のこちらを使用しました。

元小1担任が教える今自宅でできる「生活科」の取り組み、自作のカードも


虫眼鏡の中に書くことで、大きく描く意識がもてます。形や色を一緒によく見ます。本物の虫眼鏡があると観察も楽しいですよ(使用するときには、虫眼鏡越しに太陽を見ないように注意してくださいね)。


字が書ければ気づいたことを文章にしておくのもいいです。子どもたちの発想は驚くほど豊かです。
否定したり、誘導したりせず、思ったままに書けるよう「そんなところに気づけたなんてすごい!」「本当だね。〇〇に似ているね」などと、共感する声掛けをすると楽しく取り組めると思います。
どうしても書くことが思いつかないときは「色はどうかな?」「形は何に似ているかな?」などと聞いてみるのもよいでしょう。
まだ文字が書けないときは代わりに書いてあげたり、うすく書いてなぞらせてあげるのもよいと思います。

元小1担任が教える今自宅でできる「生活科」の取り組み、自作のカードも

新1年生の長女がかいたワークシート。
どんなかたちかな?大きさはどうかな?と声をかけながら取り組みました

元小1担任が教える今自宅でできる「生活科」の取り組み、自作のカードも

新年中、長男がかいたワークシート。ひらがなはまだ練習中なので、聞き取って書いたり、なぞってもらったりしました

いよいよ種まき!そのあとのお世話は子どもに任せて

種を観察したら、さっそく種まきをしましょう。地域によりますが、気温が下がらなくなる4月下旬~ゴールデンウイーク頃がおすすめです。種のまき方は種が入っている袋に書いてありますので参考にして。あとはお世話をしますが、基本的には水やりさえしっかりやって日当たりのよいところに置いておけば育っていきます。
植物を育てるには水と太陽の光が必要なことを話して、お世話を子どもに任せます。
水やりのチェックシートを作ってもよいですね。土が乾いてから水をあげるのが理想ですが、それは難しいので毎日の日課にしてしまっても大丈夫です。

芽が出た、葉が増えてきた、つぼみができた、花が咲いた…と変化があったときに記録を残しておくと、観察日記ができます。

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