料理サイトもアプリも使えない!そんな私のごはん作りを支える3つ
人はそれぞれ、得意不得意があります。なので、当然、主婦でも「料理」が不得意ということもあるわけです。
何を隠そう私もその一人です。
結婚をして、第1子が産まれ10年以上がたちますが、それが簡単に得意に変わるわけはなく…。
今回はそんな私が悩みをどう乗りきっているか、そして何をよりどころにしているかを書きたいと思います。
SNSで流れてくるオシャレな料理を眺めてはため息をつき、毎日の献立に頭を悩ませる日々…。
クックパッドに代表されるような料理サイトやアプリも私から言わせるとあまり役に立ちません。
なぜなら、「さぁハンバーグを作ろう!」と思ってレシピを探します。
例えば、ひき肉300gと書かれていた時に、手元にあるお肉がちょうど300gだった!という奇跡はほとんどありません。
350gだったらどうするのか、280gだったら?と逆にプチパニックに。
「一口大に切る」とあってもどのように切ればよいかの説明はどこにもないし、「こねる」も、どのくらいこねるのが正解なのかよく分からないまま進めています。
さらに、一番困る言葉と言えば、「少々」や「適当に」、もしくは「お好きなだけ」などの曖昧な量の表現です。
自分の「少々」が、果たして正しい「少々」なのかどうか…ボールの前で立ちすくむばかり(笑)。
とはいえ、家には働き盛りの夫と、食欲旺盛な子ども達!毎日、食事を作らないわけにはいかないのです。
子ども達が大きくなってきた最近では、「子ども巻き込み作戦」が功を奏しています。
これは、子ども達が食べたいものを一緒に作るというもの。
子ども達と作ったミニピザ
困ったときに使えるのがホットプレート!
お好み焼きも焼きそばも目の前で作りながら食べれば、おいしさは倍増します。
わが家のホットプレートではお鍋もできるので、冬は週1回の鍋料理で野菜不足を解消、そのほか、子ども達が大好きなすき焼きや焼き肉にもホットプレートを活用します。私は野菜を切って、お肉をスタンバイさせるだけなので、簡単で、しかも家族がそろって食卓を囲めるため料理が苦手な方にはかなりおススメです。
ここのところ、はまっているのが「チーズダッカルビ」。カルディなどで販売しているダッカルビのタレを使っているので、味つけにも困らず、チーズがとろける感じがたまりません。
そんな私ですが、何十年も大事にしている料理本があります。
料理家ケンタロウさんの「ケンタロウの和食 ムズカシイことぬき!」(著者:ケンタロウ/出版社:講談社)です。
ムズカシイ技術もムズカシイ道具も、ムズカシイ用語もなし!で和食の基本を教えてくれる本なのですが、ところどころに書かれているケンタロウさんの言葉が心をふわっと軽くしてくれます。
私が繰り返し読んでいる箇所を、少しだけご紹介すると、
■ ごはんと汁があればとりあえず幸せ。なので胸をはって言いたい。「今日はおかずはないよ。」
■「オトシブタ」も「メントリ」も「料理のサシスセソ」も知らなくったっておいしい和食はいくらでも作れる。
■ かんたんだけれどごはんがすすむ、そういうものが作りたい。ほんとうにほんとうにかんたんなのに、あるとなんだかうれしくなるような、そういうものが作りたい。
無理しなくてもいい、料理ってそんなに難しいものではない、と思わせてくれる小説のような料理本です。
料理に少し行き詰ったときにはいつもこの本をめくって、勇気をもらっています。
この料理本のもう一つのおすすめポイントは、和食を作るうえでの黄金比が何種類か書かれていることです。
【甘々こってり】【甘あっさり】【さっぱり】の3種類の調味料の分量が紹介されているので、私は、気分に合わせて煮魚も、肉じゃがも雑炊も、ありとあらゆる煮物全般はこの黄金比で作っています。
作り続けることで、分量も覚えていて迷うことがなく、作るのが全く苦になりません。
これぞ主婦!の気分を少しだけ(笑)味わうことができるのもこの本のおかげです。
主婦歴だけは順調に伸びていますが、私の料理下手はこの先も続くのでしょう。でも「おいしいものを作る!」その心意気だけは忘れずに、これからも大切な家族のために料理を作っていきたいと思います。
<文・写真:ライターよこも>
何を隠そう私もその一人です。
結婚をして、第1子が産まれ10年以上がたちますが、それが簡単に得意に変わるわけはなく…。
今回はそんな私が悩みをどう乗りきっているか、そして何をよりどころにしているかを書きたいと思います。
料理サイトの「少々」ってどれくらい?!
SNSで流れてくるオシャレな料理を眺めてはため息をつき、毎日の献立に頭を悩ませる日々…。
クックパッドに代表されるような料理サイトやアプリも私から言わせるとあまり役に立ちません。
なぜなら、「さぁハンバーグを作ろう!」と思ってレシピを探します。
例えば、ひき肉300gと書かれていた時に、手元にあるお肉がちょうど300gだった!という奇跡はほとんどありません。
350gだったらどうするのか、280gだったら?と逆にプチパニックに。
「一口大に切る」とあってもどのように切ればよいかの説明はどこにもないし、「こねる」も、どのくらいこねるのが正解なのかよく分からないまま進めています。
さらに、一番困る言葉と言えば、「少々」や「適当に」、もしくは「お好きなだけ」などの曖昧な量の表現です。
自分の「少々」が、果たして正しい「少々」なのかどうか…ボールの前で立ちすくむばかり(笑)。
子ども達と一緒に料理を作ろう!
とはいえ、家には働き盛りの夫と、食欲旺盛な子ども達!毎日、食事を作らないわけにはいかないのです。
子ども達が大きくなってきた最近では、「子ども巻き込み作戦」が功を奏しています。
これは、子ども達が食べたいものを一緒に作るというもの。
カレーや、パスタ、ハンバーグなどの定番おかずから、ランチには工作のように楽しみながら作れるホットケーキやピザも重宝しています。
子ども達と作ったミニピザ
困ったときはホットプレートに限る
困ったときに使えるのがホットプレート!
お好み焼きも焼きそばも目の前で作りながら食べれば、おいしさは倍増します。
わが家のホットプレートではお鍋もできるので、冬は週1回の鍋料理で野菜不足を解消、そのほか、子ども達が大好きなすき焼きや焼き肉にもホットプレートを活用します。私は野菜を切って、お肉をスタンバイさせるだけなので、簡単で、しかも家族がそろって食卓を囲めるため料理が苦手な方にはかなりおススメです。
ここのところ、はまっているのが「チーズダッカルビ」。カルディなどで販売しているダッカルビのタレを使っているので、味つけにも困らず、チーズがとろける感じがたまりません。
私のよりどころは…ずばりこの1冊!
そんな私ですが、何十年も大事にしている料理本があります。
料理家ケンタロウさんの「ケンタロウの和食 ムズカシイことぬき!」(著者:ケンタロウ/出版社:講談社)です。
ムズカシイ技術もムズカシイ道具も、ムズカシイ用語もなし!で和食の基本を教えてくれる本なのですが、ところどころに書かれているケンタロウさんの言葉が心をふわっと軽くしてくれます。
私が繰り返し読んでいる箇所を、少しだけご紹介すると、
■ ごはんと汁があればとりあえず幸せ。なので胸をはって言いたい。「今日はおかずはないよ。」
■「オトシブタ」も「メントリ」も「料理のサシスセソ」も知らなくったっておいしい和食はいくらでも作れる。
■ かんたんだけれどごはんがすすむ、そういうものが作りたい。ほんとうにほんとうにかんたんなのに、あるとなんだかうれしくなるような、そういうものが作りたい。
無理しなくてもいい、料理ってそんなに難しいものではない、と思わせてくれる小説のような料理本です。
料理に少し行き詰ったときにはいつもこの本をめくって、勇気をもらっています。
黄金比を教えてくれるレシピがいい!
この料理本のもう一つのおすすめポイントは、和食を作るうえでの黄金比が何種類か書かれていることです。
【甘々こってり】【甘あっさり】【さっぱり】の3種類の調味料の分量が紹介されているので、私は、気分に合わせて煮魚も、肉じゃがも雑炊も、ありとあらゆる煮物全般はこの黄金比で作っています。
作り続けることで、分量も覚えていて迷うことがなく、作るのが全く苦になりません。
これぞ主婦!の気分を少しだけ(笑)味わうことができるのもこの本のおかげです。
主婦歴だけは順調に伸びていますが、私の料理下手はこの先も続くのでしょう。でも「おいしいものを作る!」その心意気だけは忘れずに、これからも大切な家族のために料理を作っていきたいと思います。
<文・写真:ライターよこも>