子育て情報『宿題をやらないわが子どうしたら?元小学校教諭に聞いてみた』

宿題をやらないわが子どうしたら?元小学校教諭に聞いてみた

目次

・低学年の宿題は家庭学習の定着が目的
・宿題についてのルールは自分で決めさせる
・もしやらなかったらどうなるかも経験させる
・量が多いときは相談してみるのも
宿題をやらないわが子どうしたら?元小学校教諭に聞いてみた


私が小学校で1年生の担任をしているときに、保護者からよく相談されていたのが「宿題」に関してです。
小学校に入ったばかりのころや新学年になった初めのころは張り切って取り組んでいても、だんだんとやるのを嫌がったり、忘れてしまったり、後回しにしてしまったり…ということが出てくるものです。
今回は、宿題の対策と取り組みについてお話しします。

低学年の宿題は家庭学習の定着が目的

1年生の宿題は、ひらがなの練習、運筆、音読、数字の書き取り、簡単な計算練習といった内容が多いと思います。
高学年や中学生のようにやっておかないと授業についていけない…なんてことはなく、やってもやらなくても授業内で十分理解できる子がほとんどです。
では、「なぜ宿題が出されるのか」というと、家で勉強をする習慣をつけることが目的です。
学年が上がるにつれて、勉強の内容が難しくなり、予習や復習が必要になっていきます。そのときに家庭で学習することが当然になっていると、自分でどんどん勉強を進めていけるようになります。

この習慣は、一朝一夕には身につきません。そのため、低学年のうちに短時間から練習しておくのがいいとされています。なので、1年生の宿題の内容自体はそんなに難しいものではなく、自分の力でできるものが中心です。

宿題についてのルールは自分で決めさせる

宿題は先生との「約束」
「やりなさいと言わないと、一向にやらないんです」「毎日、宿題をやるやらないでケンカになってしまいます」
そんな相談をよく受けました。毎日そんなやり取りをしていると、子どもも大人もストレスになってしまいますね。
まず、「宿題は先生との約束である」ということを説明しましょう。
1年生は1週間先、1か月先…という見通しは立てるのが難しいですよね。とはいえ、社会に出れば書類やレポートなど定められた期限までに提出を求められます。
その練習として、「次の日までにこの宿題をやってくる」と先生と約束をし、それを守り、期限内に提出することを繰り返していくのです。

子どもの考えを尊重しましょう
次に、宿題についてのルールを一緒に決めます。
一方的に親が「ゲームは宿題が終わってから!」「宿題が終わるまでは遊びに行くの禁止!」などと決めてしまうと、子どもは納得していないので、そのルールを守ることを渋ります。そして親は守らせるために必死になり…ということになりかねません。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.