子どもが「幼稚園で大嫌いって言われた」とポツリ…そのとき母は
昨年4月に年少として入園した早生まれの息子。不安と期待を胸いっぱいに、幼稚園という小さな社会生活をスタートしました。
何とか楽しそうに通ってくれていると安心したのも束の間、ある日息子が、「幼稚園で大嫌いって言われた」とポツリ…。
あれから、ちょうど1年。これまでを振り返り、私の母としての反省を紹介したいと思います。
幼稚園という初めての小さな社会の洗礼
同じクラスには、満3歳クラスから進級してきたお友達や兄姉がいるお友達も多く、よい意味で揉まれてきている子たちとの新生活は、とても刺激的なようで息子は毎日楽しそうに通っていました。
少し慣れたかなと思い始めたある日、夜寝る前にポツリと「幼稚園で大嫌いって言われた」と息子が言ってきました。
「なにっ!?なんで?何かしたの?誰がそんなこと言ったの!?」と食いつきたいのを必死に抑え、その日は「そっかー、そんな日もあるよね」と返すので精いっぱいだった私。
すぐに眠りに落ちた息子を見つめながら、「大嫌いって、大嫌いって…。何かしたのかな?いじめられてるのかな」と頭の中はパニック状態でした。
まるで自分が、誰かに面と向かって「大嫌い」と言われたかのような、胸が張り裂けそうな瞬間でした。
子ども同士のこととは思っていても、自分の子には言ってほしくない
その後も、「もう遊ばないって言われた」「今日も大嫌いって言われた」と、私に報告してくる息子。
「言われた時にどんな気持ちだった?」「それは悲しいね」と気持ちを共有し、「その子はなんでそんなこと言ったのかな?」「ママはあなたがそういう事をお友達に言ったら悲しいな」と伝えました。
息子は、わかったようなわかっていないようなぼんやりとした反応ばかり。
私は、とにかく自分の息子には、ほかの子ども達に同じようなことを言ってほしくないという一心でした。
気持ちは寄り添いながらも冷静に
これは先生に相談すべきなのか…と、悶々とする親の私をさておき、マイナスなことを口にする割に、幼稚園は楽しそうに通っている息子。
先生からも、「〇〇くんは、お友達と遊ぶのが上手ですね」と言われたり、お迎えに行くとお友達とキャッキャとはしゃいでいたり。どうも本人から聞く言葉がすべてではないような気がしてきました。
また、最初の発言から2~3週間、様子を見ているうちに、どうやら話の一部分だけを切り取って私に話しているのだな、ということもわかってきました。