小学生も夢中!新聞紙であっと驚くアート作品のすすめ
おうち時間が長くなっていますが、子どもの息抜きにアートの時間を取り入れてみるのはいかがでしょうか。
今回、アーティストとして活動し、都内で絵画教室を主宰している小松冴果さんに、なるべく自宅にあるもので、子どもの想像力を使って自由にできるクラフトをいくつか教えてもらいました。
・なるべく家の中にあるものでできる
・小学生くらいだと親の手を多く借りなくても熱中してくれる
・正解はない!できあがりはその子の感性次第
この3つが小松さんが大事にしているポイントです。
自宅にあるものでできるので、わざわざ材料を買いに行かなくても、親の余裕があるときに、「少し時間があるし、やってみようか」と気軽に取り組めるのはうれしいポイントですよね。
また、どの工作にも子どもがひとりで熱中できるパートがあります。ひたすら、絵を描いたり、シールを貼ったり、新聞紙を丸めたり…そういった工程が含まれているので、親が「こうしなさい!」「ああしなさい!」とずっとついてなくても大丈夫。
もちろんお手伝いは必要ですが、親の根気はいりません(笑)。
教えてもらった工作は、多くが海外のサイトを参考にしてるそう。
実際に体験した小4の息子は、製作に熱中し、その後も自分の作ったものを遊びに取り入れて長く遊んでいます。
【新聞紙アニマル】
材料:新聞紙、セロハンテープ1本くらい、ハサミ(必要に応じて)
ありったけの新聞紙をビリビリ破って、きゅっきゅっと丸めて、カタチを作っていきます。家にあるぬいぐるみなどを参考にしながら、とにかく丸めていくだけ!
3歳ぐらいから楽しくできると思います。パーツができたら、パーツごとにセロハンテープでぐるぐる巻きに。最後に全部のパーツをさらにテープでくっつけたら完成です。
息子は、大好きな恐竜を作りましたが、新聞紙を丸める工程を1時間ほど集中して行っていました。
セロハンテープを際限なく使っていいことにしよう!と親が割り切ると、長時間ぐるぐると楽しくできるのでオススメです。
【フレキシタングル】
材料:型紙(下記のサイトからダウンロードできます)、ペン、ハサミ、のり
Flextangleは造語ですが、日本でいう六角がえしの立体版です。
描く模様は、文字でも、絵でも、線でもOK!カラフルなペンと一緒に型紙を渡して、自由に描いていきます。
小学生であれば、この面はストライプ、この面はドットにと考えながら立体にした時の形を想像しながら作業を進めるのもいいと思います。
そして、このクラフトのおもしろいところはできあがった後!実はクルクルと永遠に回していられるんです!
この動き、ハマるとなかなか抜け出せません(笑)。息子も気づけばクルクル回しています。一時期、小学生に大流行したハンドスピナーのような感覚でしょうか。
■息子が作った面白フレキシタングルはこちら【動画】
【ペーパープラネット】
材料:色紙、丸く切った厚紙、ひも、ハサミ、鉛筆、ペン、大小さまざまな円形のもの
このクラフトはまず家の中で、円形のものを探すことから始まります。
コップ、トイレットペーパーの芯、ヨーグルトのカップ、キャップなど、大小さまざまな大きさがあるほど楽しいので、ゲームのように家じゅうから丸いものを集めましょう。
次に見つけた円形を使って、色紙にトレースして円を作っていきます。出来上がったカラフルな円に好きなシールを貼ったり、絵を描いたりするとオリジナリティーが出て、子どもが集中する時間が作れます。
一見、「これどうやってできてるの!?」と不思議に思いますが、球体にしていく作業は、円に切れ目を入れて、差し込んでいくだけの単純作業でできるのでとってもカンタン!
できあがった作品は見る角度によって、いろいろな形に見えます。
たくさん作って家に飾ったり、くるくる回しながら眺めて楽しみましょう!
ほかに、小松さんが自宅アートの時間におススメするのは、ぬりえです。「さまざまな美術館が、自宅で過ごす時間のお供にと名作絵画のぬりえデータを提供してくれています。ママが好きな作家を検索してみてもいいいかもしれません。ぬりえと言えば色鉛筆ですが、絵の具を使えばより本格的になって作家気分を味わえます」とのこと。
写真は、小松さんの教室の生徒さんたちの作品。有名なゴッホの「ひまわり」ですが、本物とそっくりの色を一生懸命作る子や、オリジナルの色でカラフルな花を描く子など個性が現れています。
長期間に渡る休校生活の中で、親として子どもに与えられる時間、与えたいものについて改めて考えるようになりました。
いろいろな場所に連れていくこともできない。ステキなレストランにおいしいものを食べに行くこともできない。学校や習い事任せにしていた「感性を伸ばしていく」ことはどうしたらいいのか、家事をして、勉強を見てあげるだけでなかなか大変なのに、それ以上のことが、親の私だけでできるのだろうかと悩むことも多くあります。
今回、教えていただいたクラフトの数々は、親の私も子どもと一緒に無心になって楽しめ、子どもが作品作りに取り組む純粋な姿を見ることができて、とても幸せな時間になりました。ぜひ、おうちで楽しんでいただけたらうれしいです。
【フレキシタングル】
【ペーパープラネット】
【ゴッホ美術館塗り絵ダウンロードページ】
" rel="noopener" target="_blank">https://vangoghmuseum.nl/en/whats-on/children-and-families/van-gogh-colouring-pages
【ミュシャ財団塗り絵ダウンロードページ】
【東京国立博物館塗り絵ダウンロードページ】
小松冴果さんホームページ
<文・写真:ライターよこも>
今回、アーティストとして活動し、都内で絵画教室を主宰している小松冴果さんに、なるべく自宅にあるもので、子どもの想像力を使って自由にできるクラフトをいくつか教えてもらいました。
ポイントは気軽にできること!自宅にあるものを利用
・なるべく家の中にあるものでできる
・小学生くらいだと親の手を多く借りなくても熱中してくれる
・正解はない!できあがりはその子の感性次第
この3つが小松さんが大事にしているポイントです。
自宅にあるものでできるので、わざわざ材料を買いに行かなくても、親の余裕があるときに、「少し時間があるし、やってみようか」と気軽に取り組めるのはうれしいポイントですよね。
また、どの工作にも子どもがひとりで熱中できるパートがあります。ひたすら、絵を描いたり、シールを貼ったり、新聞紙を丸めたり…そういった工程が含まれているので、親が「こうしなさい!」「ああしなさい!」とずっとついてなくても大丈夫。
もちろんお手伝いは必要ですが、親の根気はいりません(笑)。
教えてもらった工作は、多くが海外のサイトを参考にしてるそう。
そして、完成はこうでなければならないというものはありません。子どもの感性によって個性豊かなものができあがり、作った後は、それを使って遊ぶことができます。
実際に体験した小4の息子は、製作に熱中し、その後も自分の作ったものを遊びに取り入れて長く遊んでいます。
早速作ってみよう!想像力をたくさん使って!
【新聞紙アニマル】
材料:新聞紙、セロハンテープ1本くらい、ハサミ(必要に応じて)
ありったけの新聞紙をビリビリ破って、きゅっきゅっと丸めて、カタチを作っていきます。家にあるぬいぐるみなどを参考にしながら、とにかく丸めていくだけ!
3歳ぐらいから楽しくできると思います。パーツができたら、パーツごとにセロハンテープでぐるぐる巻きに。最後に全部のパーツをさらにテープでくっつけたら完成です。
息子は、大好きな恐竜を作りましたが、新聞紙を丸める工程を1時間ほど集中して行っていました。
セロハンテープを際限なく使っていいことにしよう!と親が割り切ると、長時間ぐるぐると楽しくできるのでオススメです。
【フレキシタングル】
材料:型紙(下記のサイトからダウンロードできます)、ペン、ハサミ、のり
Flextangleは造語ですが、日本でいう六角がえしの立体版です。
描く模様は、文字でも、絵でも、線でもOK!カラフルなペンと一緒に型紙を渡して、自由に描いていきます。
小学生であれば、この面はストライプ、この面はドットにと考えながら立体にした時の形を想像しながら作業を進めるのもいいと思います。
そして、このクラフトのおもしろいところはできあがった後!実はクルクルと永遠に回していられるんです!
この動き、ハマるとなかなか抜け出せません(笑)。息子も気づけばクルクル回しています。一時期、小学生に大流行したハンドスピナーのような感覚でしょうか。
■息子が作った面白フレキシタングルはこちら【動画】
【ペーパープラネット】
材料:色紙、丸く切った厚紙、ひも、ハサミ、鉛筆、ペン、大小さまざまな円形のもの
このクラフトはまず家の中で、円形のものを探すことから始まります。
コップ、トイレットペーパーの芯、ヨーグルトのカップ、キャップなど、大小さまざまな大きさがあるほど楽しいので、ゲームのように家じゅうから丸いものを集めましょう。
次に見つけた円形を使って、色紙にトレースして円を作っていきます。出来上がったカラフルな円に好きなシールを貼ったり、絵を描いたりするとオリジナリティーが出て、子どもが集中する時間が作れます。
一見、「これどうやってできてるの!?」と不思議に思いますが、球体にしていく作業は、円に切れ目を入れて、差し込んでいくだけの単純作業でできるのでとってもカンタン!
できあがった作品は見る角度によって、いろいろな形に見えます。
たくさん作って家に飾ったり、くるくる回しながら眺めて楽しみましょう!
ゴッホになりきって絵を描こう!
ほかに、小松さんが自宅アートの時間におススメするのは、ぬりえです。「さまざまな美術館が、自宅で過ごす時間のお供にと名作絵画のぬりえデータを提供してくれています。ママが好きな作家を検索してみてもいいいかもしれません。ぬりえと言えば色鉛筆ですが、絵の具を使えばより本格的になって作家気分を味わえます」とのこと。
写真は、小松さんの教室の生徒さんたちの作品。有名なゴッホの「ひまわり」ですが、本物とそっくりの色を一生懸命作る子や、オリジナルの色でカラフルな花を描く子など個性が現れています。
子どもに与えてあげたいものとは
長期間に渡る休校生活の中で、親として子どもに与えられる時間、与えたいものについて改めて考えるようになりました。
いろいろな場所に連れていくこともできない。ステキなレストランにおいしいものを食べに行くこともできない。学校や習い事任せにしていた「感性を伸ばしていく」ことはどうしたらいいのか、家事をして、勉強を見てあげるだけでなかなか大変なのに、それ以上のことが、親の私だけでできるのだろうかと悩むことも多くあります。
今回、教えていただいたクラフトの数々は、親の私も子どもと一緒に無心になって楽しめ、子どもが作品作りに取り組む純粋な姿を見ることができて、とても幸せな時間になりました。ぜひ、おうちで楽しんでいただけたらうれしいです。
【フレキシタングル】
【ペーパープラネット】
【ゴッホ美術館塗り絵ダウンロードページ】
" rel="noopener" target="_blank">https://vangoghmuseum.nl/en/whats-on/children-and-families/van-gogh-colouring-pages
【ミュシャ財団塗り絵ダウンロードページ】
【東京国立博物館塗り絵ダウンロードページ】
小松冴果さんホームページ
<文・写真:ライターよこも>