生まれてないのに赤ちゃん返り!?「赤ちゃん蹴っとばす」発言にドキリ
わが家にまた赤ちゃんがくることになりました。まだ妊娠期間中ではありますが、「これはもしかして赤ちゃん返り?」と思える息子の言動に対して私が対応したことを紹介します。
妊娠判定の日は、4歳の息子と一緒に産婦人科を受診。先生から「僕、お兄ちゃんになるみたい。弟と妹、どっちがいい?」と聞かれると、「弟がいい!一緒にパイロットになるから!」と即答していました。
「まだこの子には言うつもりなかったのに…」と思う私をよそに、息子はパパよりも早くきょうだいができること知ったのです。
ついこの前まで、息子は「僕が107歳になってもずっと3人家族がいい」と言っていたのでびっくりしましたが、兄弟ができることを喜んでいる顔を見て、私も嬉しくなりました。
私は、息子が2歳のときにも2人目の子を授かっています。
妊娠時、私はつわりがひどく、息子も産婦人科に一緒に通院することがあったため、赤ちゃんの存在を伝えていました。
当時、2歳の息子は、抱っこをガマンする素振りを見せたり、吐きづわりのときは飲み物を持ってきてくれたりと、とても私と赤ちゃんを気遣ってくれていたのを覚えています。なんだか急に成長をしたようで少し寂しい反面、とても頼もしかったです。
今回は4歳を過ぎていることと、2歳の時の優しい思い出があったので、私たち夫婦は「このまま赤ちゃん返りはほぼないかな?」と油断していました。
妊娠を知ってから、毎日私のお腹に向かって話しかけていた息子が、ある日急に「赤ちゃんきたら蹴っ飛ばしてやる!」と、怖い顔で言い始めました。
園での異年齢交流の日の帰り道だったこともあり、「この言動はお兄さんたちの影響を受けたものかな? 息子も戦いごっこなどに興味が芽生えてきたのだな」としか考えていなかった私。
しかし、息子は帰宅してもずっとぐずぐずと機嫌が悪く、その日の夜もお腹の赤ちゃんに話しかけることはありませんでした。
翌朝、息子は赤ちゃんの存在がないのようにふるまっていました。そしていつもは言わなかった「ママ、抱っこ!」とひとこと。
何かが今まで違うと気づいた私たち夫婦は、息子とじっくり話をすることにしました。
話をよく話を聞くと、息子が何を心配しているのかが見えてきました。
私たちは、その一つひとつに繰り返し話をしました。
■「赤ちゃんがきたら、僕が一番大事じゃなくなるよね」→ パパもママも、あなたのことを本当に大事に思っていること
■「僕の大好きなブロッコリー、赤ちゃんにとられちゃうよね」→ 赤ちゃんは好きな食べ物を家族みんなの分まで独り占めしたりしないこと。もしあなたの分をとったら、パパやママがわけてあげ、赤ちゃんにもよく言い聞かせること
■「僕が作って大切にしている線路、赤ちゃんが壊して捨てちゃうんじゃない?」→ 赤ちゃんはあなたのおもちゃを勝手に捨てたりしないこと
食べ物を食べ始めるのはまだまだ先だし、おもちゃを持ってゴミ箱へハイハイするのはもっと先だし…。
実際には心配する必要のないことばかりで、そのかわいい悩みに思わず笑いそうでしたが、きちんと話ができたことで息子も納得してくれたようで一件落着となりました。
個人差はあれど、4歳ともなると、よく話せば理解してくれることが大半になってきていると思います。
「赤ちゃんがお腹にいるから、抱っこをして歩くことはできないこと」や「ママの体調が悪いから少し横になりたいこと」。
これらもそのときの気分によってすんなりとはいかないまでも、聞き入れてくれることができるようになります。
あの日を境に息子の口から「赤ちゃん蹴っ飛ばす!」は聞いていませんが、「赤ちゃんやっぱりいらない!お空に返してきて!」と号泣する日もあります。
基本的には赤ちゃんを楽しみにしているようなのですが、やはりまだ葛藤する心があるようです。そんなときは息子の不安を解消できるように同じ話をして、息子が笑顔になるまで甘えさせるようにしています。
切迫早産となってしまい、抱っこにも気をつかいますが、横になりながらのスキンシップを前以上にとりいれることを心がけています。
あくまでも妊娠期間はこれからの新生活のスタートであって、赤ちゃんが生まれたら息子にはいいこともそうではないことも、もっとたくさんの感情が出てくると思います。
私の横で赤ちゃん雑誌を読みながら出産に備えている息子を見て、こうしてゆっくり過ごせる時間をより大事にしていきたいと考えています。
<文・写真:ライターゆかダコ>
赤ちゃんがくることを知った息子「一緒にパイロットになる!」
妊娠判定の日は、4歳の息子と一緒に産婦人科を受診。先生から「僕、お兄ちゃんになるみたい。弟と妹、どっちがいい?」と聞かれると、「弟がいい!一緒にパイロットになるから!」と即答していました。
「まだこの子には言うつもりなかったのに…」と思う私をよそに、息子はパパよりも早くきょうだいができること知ったのです。
ついこの前まで、息子は「僕が107歳になってもずっと3人家族がいい」と言っていたのでびっくりしましたが、兄弟ができることを喜んでいる顔を見て、私も嬉しくなりました。
赤ちゃん返りに油断していた私たち…
私は、息子が2歳のときにも2人目の子を授かっています。
残念ながら、お腹が大きくなる前に亡くなってしまいました。
妊娠時、私はつわりがひどく、息子も産婦人科に一緒に通院することがあったため、赤ちゃんの存在を伝えていました。
当時、2歳の息子は、抱っこをガマンする素振りを見せたり、吐きづわりのときは飲み物を持ってきてくれたりと、とても私と赤ちゃんを気遣ってくれていたのを覚えています。なんだか急に成長をしたようで少し寂しい反面、とても頼もしかったです。
今回は4歳を過ぎていることと、2歳の時の優しい思い出があったので、私たち夫婦は「このまま赤ちゃん返りはほぼないかな?」と油断していました。
「赤ちゃんきたら蹴っ飛ばしてやる」のひとこと
妊娠を知ってから、毎日私のお腹に向かって話しかけていた息子が、ある日急に「赤ちゃんきたら蹴っ飛ばしてやる!」と、怖い顔で言い始めました。
園での異年齢交流の日の帰り道だったこともあり、「この言動はお兄さんたちの影響を受けたものかな? 息子も戦いごっこなどに興味が芽生えてきたのだな」としか考えていなかった私。
しかし、息子は帰宅してもずっとぐずぐずと機嫌が悪く、その日の夜もお腹の赤ちゃんに話しかけることはありませんでした。
翌朝、息子は赤ちゃんの存在がないのようにふるまっていました。そしていつもは言わなかった「ママ、抱っこ!」とひとこと。
何かが今まで違うと気づいた私たち夫婦は、息子とじっくり話をすることにしました。
話をよく話を聞くと、息子が何を心配しているのかが見えてきました。
私たちは、その一つひとつに繰り返し話をしました。
■「赤ちゃんがきたら、僕が一番大事じゃなくなるよね」→ パパもママも、あなたのことを本当に大事に思っていること
■「僕の大好きなブロッコリー、赤ちゃんにとられちゃうよね」→ 赤ちゃんは好きな食べ物を家族みんなの分まで独り占めしたりしないこと。もしあなたの分をとったら、パパやママがわけてあげ、赤ちゃんにもよく言い聞かせること
■「僕が作って大切にしている線路、赤ちゃんが壊して捨てちゃうんじゃない?」→ 赤ちゃんはあなたのおもちゃを勝手に捨てたりしないこと
食べ物を食べ始めるのはまだまだ先だし、おもちゃを持ってゴミ箱へハイハイするのはもっと先だし…。
実際には心配する必要のないことばかりで、そのかわいい悩みに思わず笑いそうでしたが、きちんと話ができたことで息子も納得してくれたようで一件落着となりました。
じっくり話せば理解することができるお年頃
個人差はあれど、4歳ともなると、よく話せば理解してくれることが大半になってきていると思います。
「赤ちゃんがお腹にいるから、抱っこをして歩くことはできないこと」や「ママの体調が悪いから少し横になりたいこと」。
これらもそのときの気分によってすんなりとはいかないまでも、聞き入れてくれることができるようになります。
あの日を境に息子の口から「赤ちゃん蹴っ飛ばす!」は聞いていませんが、「赤ちゃんやっぱりいらない!お空に返してきて!」と号泣する日もあります。
基本的には赤ちゃんを楽しみにしているようなのですが、やはりまだ葛藤する心があるようです。そんなときは息子の不安を解消できるように同じ話をして、息子が笑顔になるまで甘えさせるようにしています。
切迫早産となってしまい、抱っこにも気をつかいますが、横になりながらのスキンシップを前以上にとりいれることを心がけています。
妊娠期間は新生活のスタート
あくまでも妊娠期間はこれからの新生活のスタートであって、赤ちゃんが生まれたら息子にはいいこともそうではないことも、もっとたくさんの感情が出てくると思います。
私たち親も、ゆったりした気持ちで、息子の成長を見守り、できるだけ気持ちを受け止めてあげることができるといいなと思っています。
私の横で赤ちゃん雑誌を読みながら出産に備えている息子を見て、こうしてゆっくり過ごせる時間をより大事にしていきたいと考えています。
<文・写真:ライターゆかダコ>