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はじめての保活、入園しないとわからなかった4つのこと

あんふぁん
来年の4月から子どもを保育園に入れようと思っているママやパパは、ソワソワしている頃だと思います。
自治体によって多少違うかもしれませんが、私が住む地域では10月から次の4月入所の申請受付が始まります。
5年前の今頃、いくつもの保育園見学を経て、夫にそれぞれの保育園の良い悪いをプレゼンし(笑)、二人で申請する保育園を決めたことを思い出します。
私自身、初めての子育てだったこともあり、友人から話を聞いたり、インターネットで調べたりしましたが、やはり入園してから気がついたことも。今回は保育園の選び方とともに、入園後に気がついた点を紹介します。

選ぶ前に復帰後の働き方と譲れない点を考える



はじめての保活、入園しないとわからなかった4つのこと


復帰後の働き方を会社に伝える
保育園選びを始めた頃、何も知識のない私は何から考えればいいのかよくわかりませんでした。
深いことは考えず当たり前のように育休を取ったけれど、「本当に働き続けたいのか?何のために働くのか?優先したいことはなにか?」まずはそれを考えるところからスタートしました。
その結果、私は働きながら子育てすることを決め、決めた以上は納得のいく保育園に入れたいと思いました。

ちなみに復帰にあたって自分ルールとして、延長保育はしない(職場での残業はせず、やるなら子どもが寝た後に家でやる)ことを決め、復帰の際に上司や同僚にも伝えました。

わが家の譲れないポイント
当たり前のことですが、保育園選びは各家庭によって譲れないポイントが違います。
職種によっては、預かり時間が長い、夕飯まで出してくれる、急な延長保育も可能など物理的なポイントも重要だと思います。
わが家の場合は、園庭や教育プログラムの有無など細かい希望は多少ありましたが、子どもが楽しく、安全に過ごせることを第一に考えました。

園や子どもたち、先生方の雰囲気を自分で確かめたかったので、候補となる保育園はすべて見学に行きました。
子どもたちが楽しそうじゃない…なんて保育園はありませんでしたが、でもやっぱり「あ、ここはなんとなく違うかな」と感覚的に思う保育園はありました。
たとえば、「説明が事務的で、園の方針や先生方の考え方があまり伝わってこない」「見学中、保護者の前で先生が他の先生を厳しく叱っている様子を見た」など。一方で、今娘たちが通う保育園の説明会では、園長先生が「お父さんお母さんだけでなく、私たち保育園や他のお子さんのお母さん、地域の方々、みんなで育てていけばいいんです。
それが子育てなんですよ」とお話しされたのが印象的でした。
初めての子育てで肩に力が入っていた私は、この言葉をとてもありがたく感じたことを覚えています。
赤ちゃん連れで、保育園見学にまわるのはなかなかハードでしたが、自分の目で見て決められたことはよかったと思っています。

保育園に入園してから気がついたポイント4つ


保育園の申し込みまで、保育園に足を運び、先輩ママである友人に話しを聞き、インターネットで情報を集めました。
また、復帰後の具体的なタイムスケジュールを想像しながら準備を進めましたが、それでもやはり入所してから気がついたポイントがいくつかあります。

■乳児クラスの行事
娘たちが通う保育園の行事はすべて、幼児クラス(3歳児クラス)からです。
0歳~3歳の乳児クラスの3年間は運動会も発表会もありません。
赤ちゃんじゃできないから、どこの保育園もそうなのかな?と思い、保育園選びの時はまったく気にしていませんでした。

でも他の保育園に通う友達の話を聞いていると、多くの保育園は乳児クラスから何かしらの行事があることが分かりました。
そこまで大きなポイントではありませんが、やはり今になると、赤ちゃんが参加している行事も見てみたかったなと思います。
そして行事がないと親同士が交流する機会もなかなかありません。保護者会もないので親の負担が少ないと思っていましたが、どうやってクラスのママたちと仲良くなるのか、最初のうちはとまどいました。

■先生の年齢
保育園は先生によって雰囲気もだいぶ変わってきます。娘たちが通う保育園の先生方は若い方がとても多いです。
みなさんパワフルで、思いっきり子どもたちと遊んでくれるからいいなと思っているのですが、やはり子育て経験があるベテラン先生に相談したいなと思うことも。
もちろん若い先生方も保育のプロなので、的確なアドバイスをくださいますが、先輩ママという立場の先生がいると、より心強いだろうなと思ったりもします。


■お散歩の有無
わが家はできる限り、園庭がある保育園に通わせたいと思っていました。実際、広々した園庭があるおかげで、子どもたちは朝から夕方まで外遊びを楽しんでいます。ただうちの保育園の場合、園庭があるがゆえに、他の保育園に比べると外にお散歩に出る機会が少ないようです。
近年、保育園のお散歩中に事故に巻き込まれる痛ましいニュースを目にする機会も多いため、安心できるポイントでもありますが、お散歩は交通ルールを学ぶいい機会にもなります。そして小学校前に、長距離を歩く練習にもなります。
交通ルールは親が教えればいいことではありますが、保育園で友達と一緒に学ぶからこそ、身につくこともあるのかなと思うと、これも一長一短だなと感じています。

■小学校の学区
わが家は保育園がある学区とは違う地域に住んでいます。卒園後は毎年複数小学校に分かれるため、ひとりくらい同じ小学校の子がいるだろうと思っていましたが、同じ小学校に進学する友達はひとりもいないことが判明!
入ってから知ったことですが、クラスの半分以上は保育園がある学区の小学校に通うそうです。
そのため、年長さんになると、その小学校を訪問したり、交流する時間もあるほど。
子どもだからきっとすぐお友達ができるだろうと思いつつも、人見知りな長女の性格を考えて、今から本人も親も不安な気持ちを抱えています…。

入れた保育園がベスト!と思えるように


はじめての保活、入園しないとわからなかった4つのこと


今回記事を書くにあたり、振り返っていろいろと書きましたが、多くの地域で保育園を自分で選べないのが現実。
私も5年前の長女の保育園探しの時は8園に申し込みをしました。
それぞれいいところ、気になるところがあって、完璧なところはないのだと思い、入れた保育園がベスト!と思うようにしました。
少し気になるポイントはあってもここなら預けられると感じた保育園のみに絞り、どこに決まっても大丈夫!と自分を納得させました。

私は最近、幼児クラスになるタイミングで保育園から幼稚園に転園し、幼稚園の延長保育を利用して働くママがたくさんいることを知って驚きました。
こんな選択肢があることを知っていたら、万が一気に入った保育園に入れなかった場合でも、少し心が軽くなるのではないかと思います。


保育園には感謝の気持ちでいっぱい


わが家は長女が10か月、次女が1歳1か月の時に保育園に入りました。
特に長女の時は初めてだったこと、自分が幼稚園育ちで保育園を知らないこと、何よりもまだ歩きもしない0歳の娘の成長を近くで見られないことに、思うことはいろいろありました。でも5年たったいま、保育園には感謝しかありません。人見知りな長女は人並み(?)の社会性が身につきはじめ、成長ゆっくりめな次女はグーンと成長しています。
まさに今、保育園の申請書に向き合ってるママやパパにとって、わが家の経験が少しでも参考になれば幸いです。

<文・写真:ライターtocotocoharu>

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