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YouTube大好き息子に本を読んでほしい!興味ナシから変化した効果的な方法

あんふぁん
YouTube大好き息子に本を読んでほしい!興味ナシから変化した効果的な方法


幼稚園時代にひらがなとカタカナが読めるようになったのに、まったく本を読まない息子。
この春小学生になり、もう少し本に興味を持ってくれないかとあれこれ試行錯誤を繰り返した結果、なんとか自ら本を手にとらせることに成功しました。
今回はわが家で効果があった対処法を紹介します。

本よりYouTube!現代っ子な息子


赤ちゃんの頃から、寝る前は絵本の読み聞かせを続け、年少の時には絵本でひらがなを覚えた息子。
ひらがなも覚えたし、そのうち自分で本を読んでくれるだろうと思っていたのですが、いつまで経っても自ら本を読みません。
私は子どもの頃から本が大好きで、二宮金次郎像のようにいつも本を読んでいる子どもだったため、息子が本に興味をもたないのが理解できず、どうやったら息子が本に興味をもつのか想像がつきませんでした。
寝る前の読み聞かせの時や、機嫌のいい時に、「今日は自分で読んでみたら?」と促しても断固拒否。
理由を探ると、どうやら普段からYouTubeやアニメなどが好きで、情報をスピーディーに取り入れることに慣れているので、自分で本を読んだ時の情報を取り入れるスピードの遅さが気に食わない様子でした。
まさに現代っ子!?

マンガでも興味を示さず大失敗



ムリヤリ読ませて本が嫌いになっても困ると思い、マメに図書館や本屋に行って本に触れさせる作戦に。
しかし、何度行っても、図書館では「これ読んで」としか言わないし、本屋ではおもちゃにばかり目を向け、本には興味を示しません。
そこで、ハードルを下げてみようと、息子の大好きなドラえもんやポケットモンスター、名探偵コナンのマンガを買ってきて渡してみたのですが…。パラパラとページをめくりはしたものの、「アニメで見るほうがいい!」と、やっぱり読まず大失敗…。

必要だったのは環境でした


現代っ子は情報媒体が豊富とは言え、本を読むことは学ぶことの基本中の基本。たくさん読まなくてもいいから、せめて自分で手にとるようになってほしい!と思う私。
ならば最終手段と、物理的に息子と本の距離を縮めてみることにしました。
リビングのソファの後ろに大きな本棚を置き、読んでほしい本を並べてみることに。

本棚を置いたことで、元々広くないリビングがすっかり狭くなりましたが、ソファに座れば手が届く距離に本が並んでいる状態になりました。すると、ソファで休んでいる時に、自ら本に手を伸ばすように!

一緒に調べものをするのも効果的
特によかったなと感じるのは、背もたれに一番近く、すぐに手の届くところには図鑑や辞書を並べたこと。
テレビなどで分からない物事が出てきた時に、一緒に読んで調べるようにしてみたところ、少しずつ自分で本を読む面白さが分かってきたようです。
そのうち、好きなポケットモンスターの本などもソファで寛いでいる時に手にとり、キャラクターの解説を読み込むようになりました。
さらに、自分の本の好みも徐々に分かってきたようで、「〇〇の図鑑を読んでみたい」とか、「このシリーズがもっと読みたい」、「この本を書いた人の他の本も読んでみたい」などと言うようになりました。
図書館や本屋にもすすんでつき合うようになり、一緒に本を選ぶ時間も楽しめるように。
私も時間がある時は、横に並んで本を開き、息子と読書の時間を楽しむようになりました。親子ともどもネット環境から少し離れる時間を持つことが効果を促進しているように感じます。


YouTube大好き息子に本を読んでほしい!興味ナシから変化した効果的な方法


普段から、大人の策略に敏感で、その策略を察するとすぐに拒否反応を示す息子。
私としては、自然な形で本を勧めていたつもりですが、息子からすると、押しつけられているというふうに感じていたのかもしれません。
相変わらず本よりYouTubeの方が好きなようですが、それでも環境を整えることで、自ら本に手を伸ばすというのは、親としても勉強になりました。
子どもが本にまったく見向きもしない!というときは、ぜひ試してみてください。

<文・写真:ライター芳賀千歳>

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