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はじめての就学時健診、知っておくと安心な3つのこと

あんふぁん
秋も深まり、年長さん親子は入学の準備を考える時期ですね。
10月~11月、多くの学校で行われる就学時健診。園のママたちの間でも就学時健診が話題にあがることがあるのではないでしょうか。
どんなことをするの?準備することは?元小学校教諭の立場から就学時健診についてお伝えします。

はじめての就学時健診、知っておくと安心な3つのこと


就学時健診ってどんなことをするの?



来年度小学1年生になる子どもたちを対象に行われる健康診断です。
住んでいる場所の割り当てになっている学校で行います。公立の学校に通う場合は就学時健診の会場になった学校へ行くことになります。
診察を行うのは学校で定められている校医さんです。
校医さんは学校の近くでクリニックを開いている先生です。
普段、学校にはいませんが、春の健康診断時に学校へきて診察をしてもらったり、感染症が流行ったときに相談にのってもらったりしています。
行われるのはいわゆる健康診断で身長や体重の測定、眼科、歯科、耳鼻科、内科の健診、視力検査などをします。
学校の先生との面接もあります。

健診で知っておくと安心なこと



はじめての就学時健診、知っておくと安心な3つのこと


視力検査は練習しておくといい
意外と戸惑う子どもが多いのが「視力検査」です。大人と同じく、「C」の空いている方を答える方法で検査します。
子どもたちがやる前に、先生がやり方を説明してくれますが、よくわからないまま検査をして、実際の見え方と違った検査結果になることも。自宅で練習しておくとよいと思います。


脱ぎ着しやすい普段着で
内科健診は洋服を脱いで行いますので、脱ぎ着しやすい服で行きましょう。面接もありますが、かっちりとした服でなく、普段着で大丈夫です。自分で脱ぎ着できるものにしておくのがおすすめです。

親子の行動が別になる可能性も
学校によっては健診を5年生のお兄さん・お姉さんとまわることもあります。
私が勤めていた学校は保護者と一緒にまわってもらいましたが、娘が通う小学校では5年生が連れて行ってくれました。
初めての場所でいきなり保護者の人と別々に…だと不安に思ってしまう子もいると思います。事前に「お兄さんやお姉さんとまわるかもしれないよ」と話しておくといいですね。保護者と一緒に回る場合は、話し声の大きさに注意が必要です。

健診会場は病院にいるのと同じです。子どもたちが健診に集中できるよう、また校医さんとの話の邪魔にならないように、親も子も静かに待っていてくださいね。実は保護者の声の方が大きいことがありますのでご注意を。

先生との面接


最後に学校の先生と面接があります。名前を言ってもらったり、誰と来たかを聞いたりなど簡単な質問に答えてもらいます。
面接はベテランの先生が担当することが多く、短い時間の中でも目を見て話ができるか、イスに座っていられるか、質問内容にあった受け答えができているかなどを見ています。
とはいえテストではないし、子どもたちが緊張していることも分かっていますので、ここでバッチリできなくても大丈夫です。
心配なことや不安なことがあれば遠慮なく話してみてください。

「特定の子どもとクラスを別にしてほしいなど、クラス編成についての要望を話してもいいの?」と聞かれたことがありましたが、話してみるのは大丈夫です。「過去にこんなトラブルがあったので心配です」と伝えておくとよいと思います。
ただ、クラス編成はいろいろな要素を取り入れて決めていかなければいけませんので聞き入れられる確約はありません。

焦って情報収集しなくても大丈夫!


就学時健診の日に入学説明会を行う学校もあるようですが、年が明けて1月~2月に行う学校もあります。
学校生活の詳しいことは入学説明会で分かりますので、焦って情報収集をしなくても大丈夫です。
とはいえ、学校の中を見ることができる機会ですので、教室に貼ってある掲示物でどんなことを勉強しているのかを見てみたり、実際に使っている上履きや体育着の袋を見てどんなものを準備するのかを参考にしたりすると、学校生活のイメージがつかめると思います。
クラスや学年によって教室の雰囲気も違ってくるので比べてみるのも楽しいですよ。

就学時健診は健診という場ではありますが、入学まであまり訪れる機会がない小学校に行くことができるチャンスです。
親子ともに学校生活が楽しみになるような機会になるといいなと思います。

<文:ライターHIDE>

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