不安が解消!小学校入学までに身につけておきたいことが丸わかり
子育てする中で行っているしつけ。
さまざまな場面で、「こういう時はこうするものだよ」とか「こういうことはいけないよ」と子どもたちに伝えてはいるものの、これで十分かと問われると、私は自信がもてない状態でした。
そんな時にわが家が出合ったある一冊の絵本。子どもたちが小学校入学までに身につけておきたいこと、知っておいてほしいことについてのヒントがつまった内容だったので紹介します。
子どもたちに伝えてきた世の中のルールや生きる上での約束。でもこれで足りているのかな?と思うことも。
考えてみれば、しつけの教科書があるわけでもなく、自分が親にしてもらったことを頼りに、夫婦の考えを日々の生活で伝えていました。
現在、息子は年中さん。
来年の今頃はこんな感じなのかなと思いつつ、小学校入学までに何がどの程度できたらよいのかなと考えるようになっていました。
そんなある日、ある絵本のレビューを目にし、興味がわいたのでさっそく購入してみました。
小学校入学までに身につけたい「おやくそく」が子どもにもわかりやすくまとめられていて、まさにわが家にピッタリ!
まずは私がひとりで一気に読んでみました。
「おやくそくえほん: はじめての「よのなかルールブック」(日本図書センター) 監修/高濱正伸、イラスト/林ユミ
内容がわかりやすく、絵のタッチもかわいい!何より「これって大事だけど今までちゃんと伝えられてこなかったな」とか、「私もできてない…!?」とハッとさせられる内容もありました。
挨拶、早寝早起きといった生活の基本のことから、「イヤと感じたことはきちんと相手に伝える」「自分を好きでいる」といった生き方の基本となる大事なことが、なぜ?も含めてわかりやすく載っています。
4歳年中の長男と2歳半の娘に読んでみると、ふむふむと分かったように頷きながら、「次は?次は?」ととても食いついてきました。
息子には知っている「おやくそく」もあるし、初めて聞く「おやくそく」もあったようです。
それからは、毎日の絵本の読み聞かせの前に、「おやくそくえほん」を数ページ読むのがわが家の定番に。
2周目、3周目になってからは、「これってどうするんだっけ?」とクイズのような形式で読み進めています。
子どもたちがその答えをただ覚えて言うのではなく、「おやくそく」について考えながら身についていってほしいなと思いながら。
「この本を知ってから、ふたりともお約束を守るとってもよい子になりました!」ということは、もちろんありません(笑)。
ただひとつ変わったことは、「世の中には大事なおやくそくがある」ということを理解してくれたと感じています。
守れなかったときも、「あ!こういうおやくそくあったんだ」と自分で気づいて思い出してくれるようになっただけでも成長したなと思います。
「おふろやトイレはきれいにつかうというおやくそく」
私は、子どもはトイレを汚すものだと割り切っていて、本人にきれいにさせるという意識がありませんでした。
でも、この「おふろやトイレはきれいにつかうというおやくそく」を親子で共有してからは、トイレが汚れていたら私が掃除するのではなく、息子に「これじゃ次に使う人は気持ちよくないね」と声をかけ、自分で掃除をさせるようにしました。
息子自身もイヤイヤ掃除をするのではなく、「そうだったそうだった!」と「おやくそく」を思い出して、自分から掃除をしてくれています。
たとえ家族であっても、自分以外の人ことも考えて生活をする大切さを学んでくれたように思います。
私自身の変化としては、この絵本を読んだことで、やってほしいことや知ってほしいことなどの伝え方が上手になったように思います。
たとえば、靴をそろえるという行為。今までは、「脱いだ靴はそろえて!」と言っていましたが、この本を読んでからは、「こうやって靴が置いあって気持ちいいかな?」「次に履くときにどうなっていたらいいと思う?」と、まずは本人が考えて行動するように声かけしています。
それは、この本に「なぜそのおやくそくが大事なのか」が書かれていたからです。それを親子の間で共有できているので、「なんて書いてあったっけ?」と思い出させることで行動につなげられるのです。
「〇〇しなさい!」と怒って言わなくていいということで、私の心にちょっと心に余裕ができたように思います。
「じぶんをすきでいるというおやくそく」
私自身に響いたのが「じぶんをすきでいるというおやくそく」。
常々、子どもたちに「自分を好きでいてほしいな」と願ってはいたものの、何だかうまく伝えられる気がしなくて、それを口にしたり子どもたちと共有したことはありませんでした。
この絵本をきっかけに、自分を好きでいることとの大切さ、パパとママもあなたたちをとても大好きで大事にしていることを伝えることができました。
それを聞いて、子どもたちもニコニコしていて、改めて言葉で伝えることが大事だなと感じました。
子どもたちを育てる中で親として、物事の善悪は一生懸命に伝えてきたけど、ほかにどんなことを伝えたらよいのだろうかと思っていました。
この絵本の内容を親子で共有できたことで、「なぜそのことをしなくてはいけないか」「どうしてこれはよくないのか」という「なぜ?」を一緒に考えられたのがよかったです。
これから子どもたちが少しずつ自立していくときに大切なことばかりだと感じています。
引き続き、繰り返し一緒に読んでいき、毎日の生活に生かしていきたいと思います。
<文・写真:ライターさつき>
さまざまな場面で、「こういう時はこうするものだよ」とか「こういうことはいけないよ」と子どもたちに伝えてはいるものの、これで十分かと問われると、私は自信がもてない状態でした。
そんな時にわが家が出合ったある一冊の絵本。子どもたちが小学校入学までに身につけておきたいこと、知っておいてほしいことについてのヒントがつまった内容だったので紹介します。
子どもへのしつけ、これで足りているのかな?
子どもたちに伝えてきた世の中のルールや生きる上での約束。でもこれで足りているのかな?と思うことも。
考えてみれば、しつけの教科書があるわけでもなく、自分が親にしてもらったことを頼りに、夫婦の考えを日々の生活で伝えていました。
現在、息子は年中さん。
年長さんの先輩ママたちはもうランドセルは買ったおうちも多く、小学校入学に向かって一直線という雰囲気。
来年の今頃はこんな感じなのかなと思いつつ、小学校入学までに何がどの程度できたらよいのかなと考えるようになっていました。
わが家が取り入れたのはその名も『おやくそくえほん』
そんなある日、ある絵本のレビューを目にし、興味がわいたのでさっそく購入してみました。
小学校入学までに身につけたい「おやくそく」が子どもにもわかりやすくまとめられていて、まさにわが家にピッタリ!
まずは私がひとりで一気に読んでみました。
「おやくそくえほん: はじめての「よのなかルールブック」(日本図書センター) 監修/高濱正伸、イラスト/林ユミ
内容がわかりやすく、絵のタッチもかわいい!何より「これって大事だけど今までちゃんと伝えられてこなかったな」とか、「私もできてない…!?」とハッとさせられる内容もありました。
挨拶、早寝早起きといった生活の基本のことから、「イヤと感じたことはきちんと相手に伝える」「自分を好きでいる」といった生き方の基本となる大事なことが、なぜ?も含めてわかりやすく載っています。
次は?次は?と食いついてくる!
4歳年中の長男と2歳半の娘に読んでみると、ふむふむと分かったように頷きながら、「次は?次は?」ととても食いついてきました。
息子には知っている「おやくそく」もあるし、初めて聞く「おやくそく」もあったようです。
ふたりにわかりやすいように、実際に自分たちに起きた具体的な話を一緒に思い出して話をしながら読んでいきました。
それからは、毎日の絵本の読み聞かせの前に、「おやくそくえほん」を数ページ読むのがわが家の定番に。
2周目、3周目になってからは、「これってどうするんだっけ?」とクイズのような形式で読み進めています。
子どもたちがその答えをただ覚えて言うのではなく、「おやくそく」について考えながら身についていってほしいなと思いながら。
子どもたちの変化は?
「この本を知ってから、ふたりともお約束を守るとってもよい子になりました!」ということは、もちろんありません(笑)。
ただひとつ変わったことは、「世の中には大事なおやくそくがある」ということを理解してくれたと感じています。
守れなかったときも、「あ!こういうおやくそくあったんだ」と自分で気づいて思い出してくれるようになっただけでも成長したなと思います。
「おふろやトイレはきれいにつかうというおやくそく」
私は、子どもはトイレを汚すものだと割り切っていて、本人にきれいにさせるという意識がありませんでした。
でも、この「おふろやトイレはきれいにつかうというおやくそく」を親子で共有してからは、トイレが汚れていたら私が掃除するのではなく、息子に「これじゃ次に使う人は気持ちよくないね」と声をかけ、自分で掃除をさせるようにしました。
息子自身もイヤイヤ掃除をするのではなく、「そうだったそうだった!」と「おやくそく」を思い出して、自分から掃除をしてくれています。
たとえ家族であっても、自分以外の人ことも考えて生活をする大切さを学んでくれたように思います。
親の変化は?
私自身の変化としては、この絵本を読んだことで、やってほしいことや知ってほしいことなどの伝え方が上手になったように思います。
たとえば、靴をそろえるという行為。今までは、「脱いだ靴はそろえて!」と言っていましたが、この本を読んでからは、「こうやって靴が置いあって気持ちいいかな?」「次に履くときにどうなっていたらいいと思う?」と、まずは本人が考えて行動するように声かけしています。
それは、この本に「なぜそのおやくそくが大事なのか」が書かれていたからです。それを親子の間で共有できているので、「なんて書いてあったっけ?」と思い出させることで行動につなげられるのです。
「〇〇しなさい!」と怒って言わなくていいということで、私の心にちょっと心に余裕ができたように思います。
「じぶんをすきでいるというおやくそく」
私自身に響いたのが「じぶんをすきでいるというおやくそく」。
常々、子どもたちに「自分を好きでいてほしいな」と願ってはいたものの、何だかうまく伝えられる気がしなくて、それを口にしたり子どもたちと共有したことはありませんでした。
この絵本をきっかけに、自分を好きでいることとの大切さ、パパとママもあなたたちをとても大好きで大事にしていることを伝えることができました。
それを聞いて、子どもたちもニコニコしていて、改めて言葉で伝えることが大事だなと感じました。
親子で理由を共有するのが大事
子どもたちを育てる中で親として、物事の善悪は一生懸命に伝えてきたけど、ほかにどんなことを伝えたらよいのだろうかと思っていました。
この絵本の内容を親子で共有できたことで、「なぜそのことをしなくてはいけないか」「どうしてこれはよくないのか」という「なぜ?」を一緒に考えられたのがよかったです。
これから子どもたちが少しずつ自立していくときに大切なことばかりだと感じています。
引き続き、繰り返し一緒に読んでいき、毎日の生活に生かしていきたいと思います。
<文・写真:ライターさつき>