不安が解消!小学校入学までに身につけておきたいことが丸わかり
それからは、毎日の絵本の読み聞かせの前に、「おやくそくえほん」を数ページ読むのがわが家の定番に。
2周目、3周目になってからは、「これってどうするんだっけ?」とクイズのような形式で読み進めています。
子どもたちがその答えをただ覚えて言うのではなく、「おやくそく」について考えながら身についていってほしいなと思いながら。
子どもたちの変化は?
「この本を知ってから、ふたりともお約束を守るとってもよい子になりました!」ということは、もちろんありません(笑)。
ただひとつ変わったことは、「世の中には大事なおやくそくがある」ということを理解してくれたと感じています。
守れなかったときも、「あ!こういうおやくそくあったんだ」と自分で気づいて思い出してくれるようになっただけでも成長したなと思います。
「おふろやトイレはきれいにつかうというおやくそく」
私は、子どもはトイレを汚すものだと割り切っていて、本人にきれいにさせるという意識がありませんでした。
でも、この「おふろやトイレはきれいにつかうというおやくそく」を親子で共有してからは、トイレが汚れていたら私が掃除するのではなく、息子に「これじゃ次に使う人は気持ちよくないね」と声をかけ、自分で掃除をさせるようにしました。
息子自身もイヤイヤ掃除をするのではなく、「そうだったそうだった!」と「おやくそく」を思い出して、自分から掃除をしてくれています。
たとえ家族であっても、自分以外の人ことも考えて生活をする大切さを学んでくれたように思います。
親の変化は?
私自身の変化としては、この絵本を読んだことで、やってほしいことや知ってほしいことなどの伝え方が上手になったように思います。
たとえば、靴をそろえるという行為。今までは、「脱いだ靴はそろえて!」と言っていましたが、この本を読んでからは、「こうやって靴が置いあって気持ちいいかな?」「次に履くときにどうなっていたらいいと思う?」と、まずは本人が考えて行動するように声かけしています。
それは、この本に「なぜそのおやくそくが大事なのか」が書かれていたからです。それを親子の間で共有できているので、「なんて書いてあったっけ?」と思い出させることで行動につなげられるのです。
「〇〇しなさい!」と怒って言わなくていいということで、私の心にちょっと心に余裕ができたように思います。
「じぶんをすきでいるというおやくそく」