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知り合いゼロ友達ゼロの入学準備からの現在…どうなった!?

あんふぁん
知り合いゼロ友達ゼロの入学準備からの現在…どうなった!?


年長さんがいる家庭では、そろそろ考え始めるのが「小学校入学について」。
入学前には何を用意したらよいのか、共働き家庭の場合は放課後の過ごし方など、いろいろ考えていると思います。
わが家は、保活の荒波にもまれ、家から少し離れた保育園に入ったため、気がつけば同じ保育園から長男と同じ小学校に行く子がひとりもいない状態…。
どうしようと焦りながら過ごした数か月。ないないづくしの中の入学までの道のりと現在の息子の様子を紹介します。

学童探し:9~12月頃


小学校に併設されている公立学童があるということは知っていたのですが、何時まで預かってくれるのか?いくらなのか? はたして、どのぐらいの人が利用しているのかもまったくわからず、まずは同じ保育園に通うママ達にリサーチ。
公立学童については「18時までは無料、その後延長19時まで可だが、追加金額がかかる」ということまでがわかりました。
公立学童以外に民間運営の学童を探し始めている人がいたので、私も探してみようと、まずはわが家の状況を整理してみました。


知り合いゼロ友達ゼロの入学準備からの現在…どうなった!?


■状況整理
わが家の子どもたちは5歳差。長男が入学後も長女は保育園に通います。
そこで学童探しにおいては以下の点を考えました。
遠方の保育園に通っているのですが、夫の方針により徒歩で通園しているため、保育園⇒小学校までの移動(保育園⇒家⇒小学校で約2キロ弱)がかなりネックに…。

この条件をふまえ2つの案を考えました。
1.娘の保育園へのお迎えの時間を早くする
2.小学校まで迎えに行かなくても、駅近くなどで娘のお迎えがてらピックアップできる民間学童を探す

■検討結果
1.娘のお迎えの時間について
週5日、今より30分早くする事は仕事の関係上難しいので断念。
2.民間学童を探す
【保育園近くの民間学童】
長男の通う小学校から離れすぎていて、学童の送迎対象校になっていませんでした。
ファミサポの活用も考えましたが、上手く活用できなさそうなので断念。

【自宅近くの民間学童】
預かり時間も遅い時間まで大丈夫だったので、仕事の時間を変えずに娘と息子を迎えに行くことができそう。
週3の契約をしました。しかし金銭的には大打撃…。

小学校の内情リサーチ:9~12月頃


学童についての準備を進めながら、リサーチしたのが小学校の環境について。
最初に気になったのは、朝はどうやって通うのかということ。
私が小学生の頃は登校班が決められており、班長さんになる高学年のお兄さん、お姉さんが持っている横断歩道の旗がちょっぴり憧れでした。
しかし、わが家のまわりでは、最近朝登校時間に確認してみても、旗を持っている子はおらず、子どもたちがまとまって歩いているのも見ませんでした。

■ご近所にご挨拶
わからないことは待っていてもわからない!と思い、まずは同じマンションで小学校のお子さんがいる家庭へご挨拶に。
この時点ではすれ違えば挨拶をする程度できちんとお話をしたことはありませんでした。
そこで、「息子が4月から小学生になり同じ小学校に通うこと」「まったく知り合いがいないのでいろいろ教えてほしいこと」を伝えて連絡先を伺いました。
その後は友好を深めるべく、お互いの家族の顔合わせとしてごはんを食べにも行きました。
その結果、朝の登校はその家の高学年のお兄ちゃんが一緒に行ってくれることに。
小学校の雰囲気についてもお話を聞くことができました。

■ママ友を通じてご挨拶
ママ友親子と一緒に公園で遊んでいた時に、長男と同じ年齢の男の子が同じ小学校に通う予定というファミリーが遊びに来ていました。
偶然一緒にいたママ友が知り合いだったので、彼女を介してご挨拶。
その場で子ども同士はすぐ仲良くなり、遊びを見守りながら、ママとお話をしました。
親も子も、入学前に顔見知りができて、少しほっとしました。

入学準備:1~2月頃


民間の学童も決まり、登校時の心配もなくなったので、あとは入学の準備品について知りたいと思っていたのですが、私の住んでいる地区では、入学説明会の通知が届いたのは1月に入ってから。
とりあえず説明会に参加したものの、指定された準備品(防災頭巾カバー・体操着袋など)、指定がなくアバウトな用品(体操着・上履きなど)がたくさんありプチパニックに。

■保育園ママ友と協力
通う小学校は違えど、用意するものは大体似ていたので、指定の物以外はどこで買うのかなどをまわりのママにリサーチ。
わが家の場合は、保育園の近所で入学準備グッズを集めた手作りマーケットが開催される情報をゲットし、ママ友と朝から並びました。おかげで、ほとんどの物を購入することができました。
そのほかの体操着(上・白い物下・紺色の物)なども、近所の大型スーパーに大体揃えられていました。
筆記用具は色や形が決められていましたが、それも大型スーパーにはさすがの品ぞろえで置いてありました。


知り合いゼロ友達ゼロの入学準備からの現在…どうなった!?


いざ入学:4月


さぁ、あとは小学校に入学するだけ!と意気込んだものの、小学校の入学式は4月7日だったので、実際には学童からスタート。
民間学童については3月中に数回、プレで通っていたので先生とも顔見知りになっていたのですが、公立学童はその場所に行くことも、中にいるスタッフの方ともいきなりの初めまして状態となりました。

おねしょをした日
保育園のお友達がひとりもいない小学校に通うことについて、一度も「いやだ!」「行きたくない」と言ったことはない長男ですが、心の中はいろいろな葛藤があったのか、学童に行く前日の夜中におねしょをしました。
トイレトレーニング中の小さい時でさえ、数えられるほどしかおねしょをしたことはなかった息子。私たちも驚きましたが、それ以上に本人がビックリして泣いていたので、夫とともに騒ぎ立てず、「よくあることだから大丈夫」と落ち着かせもう一度寝かせました。
ただ、親としては内心穏やかではなく、改めて夫とふたり、「長男の気持ちに絶対に寄り添っていこう」と小学校入学についての親としての心構えを話し合いました。

公立学童初日
初めて学童に行く日は夫が送っていきました。
建物の入り口の前で40分ぐらい泣きわめき、「行きたくない!」と大絶叫だったそうです。

夫が根気よく話を聞き、スタッフの方々も出てきてくれてようやく中に入れました。
お迎えに行ったときはすっかり笑顔になっていて、学童のスタッフさんからはどう過ごしていたのかが書かれたメモが連絡帳についていました。
子どもも不安なら、親も不安だらけ。
学童のスタッフさんに「気軽にお電話をしてください」と言ってもらえていたこともあり、電話をしたり、メモのやり取りをしたりとコミュニケーションを取らせてもらうことで、どんなことを過ごしているのかもわかり、親の不安もだんだんと解消しました。

現在の息子はどうしている?


長男の大好きな場所順位は小学校>公立学童>民間学童となっています。小学校での友達がたくさんできて、いろんなクラスや学年の子とも遊べる公立学童が大好きになりました。
初日こそいろいろありましたが、子どもの適応力はさすが!と思う日々です。
親としては大金を払っている民間学童の順位が3番目…という悲しさも少しだけありますが(笑)、本人が楽しいと思ってくれているならなによりと思っています。


入学式は新型コロナ旋風の真っただ中


長男の入学のタイミングはちょうど新型コロナウイルスの脅威が世の中を覆いつくしてきていた時期でした。
入学式は短縮・最少人数で実施してもらえましたが、その後は自宅学習に突入してしまいました。
学校内学童は「どうしても必要のある家庭だけ」とのことになったので、夫婦でテレワークを活用しながら、4~5月は民間学童を主として公立学童は数回のみ。本人の気持ちに寄り添い、少しずつ慣らしながら進めることができました。

長男は新しい環境にかなり戸惑いがあったようでしたが、普段だったら朝ぐらいしか会えない父親とずっといることできたこと、早朝の人のいない公園への家族でお散歩に行く習慣ができたことなど、家族時間がたくさん作れたことで、ゆらぐ気持ちの立て直しができた部分もあると思います。
状況は日々変わりますし、「withコロナのニューノーマルな過ごし方に」と世界が変わっていきます。
今年の入学準備がどうなるか、いろいろ不安になることもあると思います。
また、わが家と同じく知り合いも友達もひとりもいない小学校への入学を控えている家庭はなおさらでしょう。
でも、当初は不安だらけだったわが家は、今現在ものすごく学校が大好きになった長男から毎日学校であった楽しかったことの話を聞くことができています。
不安はつきないと思いますが、何とかなるものです!気持ちにゆとりをもって、子どもと一緒に小学校準備をすすめていってくださいね。

<文・写真:ライター水玉445>

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