わが家の娘・おこめちゃんはもうすぐ5歳の女の子。小さい時は、高い滑り台や怖い絵など、目に見えて怖いと思うものに怯えていましたが、最近は少し違うものを怖がるようになりました。
それは母である私自身も子どものころに身に覚えのあるもの。どこか懐かしく温かい気持ちになった日常のひとコマを紹介します。
怖がっているけど想像力豊か!
保育園から帰ったおこめちゃんに、脱いだものや園で使用したハンカチなどを洗濯かごに入れるようにお願いしているのですが、なかなかひとりで洗面所に行きたがりません。
理由を聞いてみると「暗いから」。
たしかにわが家の洗面所は、玄関のそばにあるため、電気をつけないと明るくありません。暗いとおばけが出そうで怖いとのこと。
ならばと電気をつけてみましたがそれも失敗。
理由と聞いてみると「玄関の靴箱の取っ手が目に見えるから」ということでした(笑)。
いやに暗闇をこわがるなと思っていましたが、まさかそんな原因が隠れていたとは。娘には気の毒な話ですが、そんな想像力がついていたのかと感動もしました。
私自身幼いころ、電気のついていない廊下の先や、誰もいない部屋など怖がったこともあったなと懐かしい思い出が蘇りました。みなさんもそんな思い出がありませんか。
娘のためとは言え、盛大に作り話をしてしまった!
暗い場所や取っ手は、電気をつけたり模様を変えたりと対策が打てますが、ひとつどうやって対策しようと思っているものがあります。
それは怖い夢。
最近は毎日「夜が怖い、眠るのが怖い」と言っています。
なるべく楽しい話をして眠りにつくようにしていますが、見る時には見てしまうんですよね…。
娘の気持ちが軽くなるならと、盛大に作り話をしてしまいました。そうだったの!? と見返す娘の目がランランと輝いていて無力な自分に落ち込んだりして。楽しい夢が見られるよう祈らずにはいられません。
そして、スヤスヤと眠る娘がどんな夢を見ているのか気になって、本当に夢の中に入れたらいいのになと思ってしまう今日このごろです。
<マンガ・文:ちゅん>