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子どもに3歳から上履き洗いをさせてきてよかったと感じること

あんふぁん
現在、中2長女・小5長男・小3次女のわが子達は、自主的に自分のことをやり「自分のことを自分でするのが当たり前」という感覚が育っているのを感じます。
きっかけとなったのは、長女が3歳(幼稚園年少)の秋からスタートした「上履き洗い」。うまくいかなかったこともありますが、今は取り組んできてよかったと感じています。今回はその取り組みについてお話しします。

年少秋から「上履き洗い」を子どもの仕事に


長女が年々少組で入園して約1年、幼稚園生活にも慣れた頃。子どもに上履き洗いをさせるようになったきっかけは、「少しずつ自分のことができる子になってほしい」…というわけではなく、当時は下の子もいるし、家事を少しでも外注したかったのが正直なところ。自主性を育てる!というのは後づけの理由(笑)。
上履き洗いについては、私は小学生からは当たり前にやっていたことでもあったので、長女にもできるだろうと洗い方を教えました。


上履き洗いと靴下洗いを遊び感覚で続けてみた
週1回、週末のお風呂に入る前、長女は私の横に並び、バケツに入れた上履きを園児の弱い握力で洗います。汚れなんてそう落ちません。
それでも靴の前面~中~底面まで全部洗ったら、「あぁ、よく頑張ったね」「自分のこと自分でできたね」と声掛けするようにしました。
白い靴下が決まりの幼稚園に通った長男と次女には、毎日のお風呂の時、両手に靴下を通しゴシゴシ洗いをしてもらいました。これも年少の秋から。
「泡立って楽しいね。」「あら、白くなってきた?」と遊び感覚で続けました。

子どもに3歳から上履き洗いをさせてきてよかったと感じること


子ども達が必ずやるべき仕事はほかにも


帰ってすぐに「園服をハンガーに掛ける」
幼稚園から帰ってくると、私がハンガーを渡し、それに園服のジャケットを掛けるのは子どもの仕事。
最初のころは、うまく掛けるのも難しく、何度も落下します。
そのときは、「あー落ちちゃったね!」「もう一回掛けよう」と一緒に取り組みました。
片側の肩が少し落ちても、ハンガーに掛かっていればよしとします。また、下の子が横から邪魔をしてイライラして投げ出したときは、「仕方ないよ、お母さんがやるね」と無理強いはしませんでした。

1回1回確認しながら「靴をきちんと並べる」
園服を掛けた後は玄関に戻り、「自分の靴を並べた?」と一緒に確認していました。並んでいないときは「あれ?」と言いながら、私が玄関に佇んでいると、それに子どもたちが気づいて玄関に戻って靴を並べるとという感じでした。

いまだにできていないこともありますが…
靴に関しては、長男はどうしてもできないときがあります。それは楽しいことに出かけるときやサッカーからの帰り。ぐちゃぐちゃに置くだけでなく、ほかの人の靴も蹴散らかします。
「長男く~ん!あれ~?靴が…」といまだに声かけをしています(笑)。
そして、上着に関しては、長女はどうしてもソファに置いてしまいます。クセになっているようで、学校帰りでも習い事や遊び帰りでも関係なく。幼稚園時代の園服掛けは効果がなかったかなと思うことも。これも気長に声掛けしていくつもりです。母も子もお互いに完璧主義では疲れますものね。

親として気をつけたのは「一緒に」


上履き洗いは、横に一緒にいること。
靴下洗いは、一緒にお風呂に入った時に。

園服かけは、一緒に取り組む。
靴並べは、口だけでなく一緒に確認する。

これらを年少から年中については気にかけて行いました。年長になってからはひとりでやる時間を少しずつ増やし、小学校になってからは、親が見ていなくてもなるだけひとりでやるようにしてもらいました。
小学校に入ってからは、サッカーをしている長男には、砂が落ちた玄関や廊下の掃除も当たり前にしてもらっています。「砂を片付けるところまでがサッカーをやることだよ」と。
どれも私がたま~に確認。うまく出来てないときは「あれ~?」と声を掛けています。

いちいち対応するのは正直面倒ですし、いつも機械的にきちんとやっていたわけではありません。子どもも習い事や機嫌の良し悪しもあります。親の私も賢母ではないので、虫の居所が悪くイライラしていたりして、じっと待って応対できる時ばかりではありません。
なので「しなくては」と決めるのではなく、「好い(いい)加減」=程よい塩梅で取り組みました。

自分のことを自分でするのが当たり前の感覚に


親の私自身は、幼いころから両親に机の上・引き出しを頻繁に確認され、整理整頓を求められる生活してきました。そのときはなんとかやっていましたが、親元を離れた大人になってからは整理整頓が本当にイヤになり、やらない人になっていました。
その過去について子どもたちに話し、「お母さんがしょっちゅう確認するのと、自分でやるのとどちらがよい?」と選択してもらうと「自分でやる」と。現在は3人とも自分で机の整理整頓を行っています。

お世辞にも机の上はキレイとは言えませんが、「汚くなってない?」と言うとハッと気づいてやることもありますし、土日に突然「今日は片付けする!」と隅から隅まで部屋を片付けたりしてくれることもあります。
「自分のことは自分でするのが当たり前」という感覚が育っているのだと思っています。

子ども自身の誇りや自信にも


幼稚園時代に、まわりの友達は上履き洗いなどを自分でやっていないらしいと気づいた子ども達。「ほかの子はいいな~」ではなく、「私はできるもんね!」と誇らしげに言ってくれた時は嬉しかったです。
ひとつひとつは小さなことですが、その取り組みが子ども自身の「自分でできる!大人になったら独立して生きていける!」という自信につながるのではと感じます。
時々、「ん?」と親の私からすると出来のまずさを感じることが多々ありますが、子どもたちが自主的にやってくれるので目をつぶり「不出来でもやってくれていることに感謝しよう」と考えるようにしています。

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