子育て情報『子どもにいつから?何を?どう教える? お金のハナシ』

子どもにいつから?何を?どう教える? お金のハナシ

幼児期から成長に合わせた活用の一例として、Aさん親子のケースを見てみましょう。

〔 年少・年中 〕
月300円を親子で管理
毎月1日に、300円を100円玉1枚、50円玉2枚、10円玉10枚で渡し、3つの瓶に分けて管理。コインの表裏の模様を観察したり、10円玉が増えたら100円玉に両替したり、お金の基礎知識に触れました。たまに自分のお金の瓶から、好きなお菓子を買うことも。

〔 年長〜小学1年生 〕
お手伝い1回30円の報酬タイプ
食卓準備、お風呂掃除、洗濯物畳み、各1回30円で設定。お手伝い表を作って、やった日にはマークを付けていき、月末に集計して払いました。カプセルトイ代もお小遣いから出すルールにしたら、「お手伝い10回分なら、他のものを買いたい」と言って、やりたがらなくなりました。

〔 小学2〜4年生 〕
月400円の定額+報酬のミックス
お小遣い会議をして、お友達と遊んだときのお菓子代として月400円を定額に。
足りないときは働いて補えるように報酬も残しました。リビング掃除、靴洗い、皿洗いなど、仕事の難易度を高めて1回50円に賃金アップ。計算ができるようになったので、お小遣い帳も付け始めました。家事のやり方も教えることができて、一石二鳥でした。

〔 小学5〜6年生 〕
必要なお金が増えて月1000円の定額に
お友達の誕生日プレゼントを買うなど、交際費もかかるようになったので、5年生から月1000円の定額に変更。報酬はなくしましたが、風呂掃除と靴洗いは子どもの仕事として定額の中に含むことにしました。5年生の冬から1200円、6年生からは塾の軽食代も含めて2000円にアップ。

Pointルール変更時は必ず「お小遣い会議」を
お小遣いの額やあげ方は、その子の性格やお金の使い道などによって、どんどん変わっていきます。

ですから、きょうだいでやり方が違ってもOK。ルールは親が決めるのではなく、親子の「お小遣い会議」で話し合いましょう。
ルールを変えたいときや、無駄遣いが目に余るときなども会議を。
そうした会話は「お金の教養」を蓄積できるとともに、親子のコミュニケーションを深めることにもつながります。
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