子育て情報『小学校の「席替え」はどうやって決める?先生が決める基準は?』

小学校の「席替え」はどうやって決める?先生が決める基準は?

3学期が始まりました。「席替えしたよ!」と話しているお子さんもいるのではないでしょうか。
学校生活の中でも「席替え」は意外と人気のイベントです。くじ引きや自分の好きな席にするなどで決めることもありますが、最近では低学年では先生が決めた席に座る方式が取られていることが多いように思います。
私が小学校教諭として勤めていたときにも、いろいろと考えながら子どもたちの座席を決めていました。
どんなタイミングでするのか、どうして席替えをするのか、どうやって決めているのかなど、今回は席替えの疑問についてお話しします。

目次

・席替えはどんなタイミングでするの?どうしてするの?
・席はどうやって決めるの?
・配慮が必要な場合は早めに担任へ
・たくさんの友達を関わって学びを深めてほしい


小学校の「席替え」はどうやって決める?先生が決める基準は?


席替えはどんなタイミングでするの?どうしてするの?

席替えをしないとトラブルが増えることも
学級の人数や先生の考え方によって様々ですが、席替えは、1か月半~2か月に1回程度行うことが多いのではないかと思います。
私の場合は、給食当番が1周したら、日直が1周したら、というようにキリの良いタイミングを決めてやっていました。

席替えのタイミングが近くなると「先生、いつやるの~?」と子どもたちから声がかかります。あるとき、行事が重なったり業務が立て込んだりして、座席決めをする時間が取れず、席替えをするのが遅くなってしまったことがありました。
今まで特に問題なくその席で過ごしていたので、多少遅くなっても大丈夫だろうと思っていましたが、目に見えて子どもたちが落ち着かなくなっていってしまいました。授業中の私語が増えたり、友達同士のトラブルが多くなったり…。
慌てて席替えを行ったら、また子どもたちは落ち着いて学校生活を送るようになりました。それ以降、席替えはなにがあっても予定通りに行うようにしました。

新鮮な気分&友達作りにもひと役
席替えをすると、まず見る景色が変わります。学校にいる間の多くの時間は自分の席で過ごすので、場所が変わるだけで新鮮な気分で学校生活を送れるようになります。

そして隣に座る子、同じ班の子も変わりますので、新たな人間関係をつくることになります。授業では隣の席や同じ班でペアワークをしたり話し合ったりすることが多くあります。いろいろな人と関わることで、いろいろな考え方に触れることができ自分の思考の幅も広がります。
また気が合うお友達と知り合えて、一緒に遊ぶことが多くなるなど交友関係も広がっていきます。

席はどうやって決めるの?

まずは授業中に困らないよう、配慮が必要な子の席を決めます。

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