子育て情報『発達障害は遺伝するもの?確信したのは私の父の特性でした』

発達障害は遺伝するもの?確信したのは私の父の特性でした

小学校低学年までは成績も悪く、勉強も大嫌いな子だったそうです。

しかし、最終的には某国立大学を首席で卒業し、表彰式の模様はテレビで放映されました。大学卒業後は企業の営業職として抜群の営業成績をおさめ、リタイア後は法律関係の仕事をしています。

周りにずっと「ダメな子」認定されていた父が変わったきっかけは何だったのでしょうか。

以前、父が話してくれたことがあります。成績が悪く立ち歩きをする父に、小学校4年生のとき担任の先生がこう言ってくれたそうです。

「君は、本当はすごく出来る子なんだよ。僕は知っているよ。」

その先生の言葉が、父に革命を起こしたと言います。
それまで何をやっても自分はダメだと思っていたけれども、たった1人でも自分を認めてくれる人がいる、それは父の中で大変なことだったのです。

それからというもの、父は勉強を含め様々なことに前向きに取り組むようになったそうです。

当時、周りと同じことをするのに数倍の努力が必要でしたが、その先生の言葉のおかげで父は努力をし続けることができたと言います。


良き大人との出会いが人生を変える

発達障害は遺伝するもの?確信したのは私の父の特性でしたの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161000604

父のこのエピソードは「窓ぎわのトットちゃん」と重なるものがあります。

小学校を退学処分になったトットちゃんに、新しい学校の校長先生が「きみは、ほんとはいい子なんだよ!」と言うという話は有名です。

自分を認めてくれる良き大人との出会い、これは、子どもの人生を変えるものです。

日常的に自信を失うことが多い発達障害児にとって、こんな言葉をかけてくれる人はどれほど貴重なことでしょう。

自分を認めてくれる良き大人、そんな人と子どもが出会うことを信じながら、日々育児に取り組んでいます。

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