その発想はなかった!ADHDな息子の「じっとする方法」が秀逸
素晴らしい才能も時には…
ADHDの長男はほっとけばいつも動いています。
「多動」とは良く言ったもので、本当に動きが多い!
外に遊びに行けば、4~5時間ぶっ通しで
走る!
登る!
跳ぶ!
その上、全く疲れを見せません。
私は長男のそんな動きと体力を、素晴らしい才能だと思っています。
しかし、これほど動く子にとって長時間じっとしていることは非常にハードルの高いもの。
けれど社会に出れば、たくさんのそういう場面を避けては通れません。
いよいよ始まった卒園式の練習
ある日、幼稚園の担任の先生から…
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「今週から卒園式の練習が始まりまして、じっとしていなきゃいけない時間が増えるので、きっと息子くんストレスがたまっちゃうと思うんです。
もし、息子くんから『やりたくない』とか『つらい』という声があったら、教えてください。」と言われました。
卒園式の練習内容は、卒園証書を受け取りに行く練習以外はほぼ「静かに座る練習」なんですよね。
これは、長男がもっとも苦手とする練習でした。(笑)
しかも、静かに座る時間は1時間以上。
それを卒園式当日までの1ヶ月以上こなさねばならなかったのです。
今までも、幼稚園で行なう「やりたくないこと(運動会の練習やお遊戯会の練習など)」はたくさんあったけど、それでも動きのあるものだったから、どうにかできていました。
ですが、卒園式の練習ばかりは親の私も「うへ~」と思うほど辛そうなものでした。
どんな気持ちか本人に聞いてみた
その日の帰り道、長男に聞いてみました。
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か、掛け算?!
なんていい時間の潰し方を考えたんだ!
息子の発想に私は感心してしまいました。3~4歳の頃、やりたくないことがあれば泣いたり逃げたりしていたこの子が、自分なりに「やりたくないことをやり過ごす方法」を考えたことに、純粋に感動したのです。
現実逃避という荒業ではありますが。(笑)
この時間潰しに掛け算をしていることは担任の先生に伝えました。
「本人なりにじっとしている術を考えているみたいなので大目に見てくださると嬉しいです」ということも。
ただ、好きなことに集中しすぎると立つタイミングなどを聞き逃すこともあるかも、と担任の先生は心配されていましたが「うまく声掛けしてみます」