怒ると逆効果?!どうしたらいい?「謝れない」ときの対応
私「そうだよね。それって、いちいちすごく考えて言ってる?」
息子「そんなことないよ。だって挨拶だもん。いちいち考えなくても自然に出てくるよ。」
私「そうだよね。朝起きて会った人に、
『今日はお空がとってもきれいな青色ですね。昨日の夜から今日は晴れるんじゃないかな~と思っていたんですよ。雲1つなくて本当に気持ちがいいし、予想通りで嬉しいです~!そんなこんなで、おはようございます!』
なんて、言わないよね。」
息子「言わない、言わな~い(笑)」
私「プレゼントをもらったときに、『ありがとう』って言うのも、そんなに深く考えないよね。
『私、実は前からこれが欲しいと思っていたんです!でも本当に欲しかったのは別の色なんですけど、まあこの色でも貰えるなら嬉しいなぁと思っています!ありがとう!』
なんて、言わないよね~!!」
息子「言わない、言わな~い(笑)」
私「ママはね、『ごめんなさい』も『おはよう』とか『ありがとう』と同じだと思うの。」
息子「えっ!?『ごめんなさい』も同じ!?」
私「うん。
君は謝るときにいろいろと言い訳したり泣き喚いたりするでしょ?
でも、いい朝だね!を共有する『おはよう』とか、嬉しい!を伝える『ありがとう』と同じように、『ごめんなさい』は、『悪かったと思っています』を伝えるための挨拶みたいな言葉だと思うの。
その言葉をまず伝えれば、相手に『悪いと思ってる』って一瞬で伝わるから、そのあとの話がしやすいと思うの。」
息子「う~ん、確かに一瞬で伝わるけど、でも自分だけが悪い訳じゃない時はどうすればいいの?」
私「だいたいの場合はケンカ両成敗といって、どっちも悪いんだよ。本当は自分相手もここがダメだったな~ってわかってると思うのね。
そんな時に『私も悪かったって思ってるよ』が相手に伝われば、相手もこっちの言い分を聞きやすくなると思うの。
こっちも悪かったって伝えずに、相手の悪いところだけを伝えたら、ケンカはますます大きくなるし、大人は『この子は分かっていない、反省もしていない』って思うんだ。」
息子「そうかぁ。挨拶みたいに簡単に気持ちを伝える言葉だと思えばいいのか・・・」
私「そうそう。ママも声をかけるから、今度からそれを試してみようよ。『ごめんね』は負けを認める言葉じゃないよ。
私も悪かった、でもあなたのココが嫌だった。