2016年7月21日 14:00
現役高校生が語る!3年半の不登校が僕をエンジニアにしてくれた
編集部: どんなことをして過ごしていたんですか?
吉開さん: 最初はゲームばかりして過ごしていましたね。別にゲーム好きじゃなかったんですが、何がしたいのか思い浮かばなくて暇つぶしでやってました。
その時は家からぜんぜん外に出なかったので、親以外との交流もほとんどありませんでしたね。
編集部: ちなみに、そのときご両親との関係は?
吉開さん: 不登校になってから、仲が悪くなりましたね。
母は「休んだらいいんじゃない?」と言ってくれていたのですが、父は早く学校に行かせたいという気持ちが強かったみたいで。それが原因でよく喧嘩をしてました。
「父のおかげでとことん好きなことに向き合うことができた」
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編集部: そんな中から、エンジニアを目指すようになったんですよね?
吉開さん: はい。実は、エンジニアになったキッカケは、父の一言だったんです。
編集部: あ、そうなんですか!
吉開さん: そう(笑)
不登校になってからの1年間、ずーっとゲームをしてたら、父が「そんなにゲームをやるなら、自分でつくってみれば?」って言ったんです。
“ゲームをつくる”っていう言葉にすごく惹かれて、それを境にプログラミングの世界にどっぷりはまりました。
編集部: お父様の一言が今につながってるなんて、すごいですね。
吉開さん: ほんとですよね。父には今でもとても感謝してます。
プログラミングを始めると言ってから、勉強に必要なものは惜し気なく与えてくれました。今までに専門書は60冊くらい買ってもらいました。
編集部: 60冊!?
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吉開さん: 「プログラミングを始めるぞ!」と決意してからは、父が買ってくれた本を片手にずっとひとりで勉強していましたね。
編集部:独学で勉強していたんですか?
吉開さん: はい。ずっと独学。自分のペースで勉強していました。編集部: ネットの掲示板やコミュニティで交流しながら勉強、という事も特になく?
吉開さん: そうですね。
情報収集のためにエンジニアのコミュニティを利用することはありましたが、他のプログラマーとの交流はしませんでした。
僕の場合は、周りに左右されず自分のペースで勉強を進めるのが合っていたんだと思います。
編集部: まっすぐ好きなことに向かえる環境にいられたということですね。