2016年7月21日 14:00
現役高校生が語る!3年半の不登校が僕をエンジニアにしてくれた
編集部: なるほど。高校に入ってからの出会いが転機だったんですね。
吉開さん: 本当に、不登校の時代からは考えられないくらい毎日がガラリと変わりました。あの頃とは真逆で、家にいる時間はほとんどなくて、必ず外に出て何かをやってますね。
学校や仕事を通じて、自分が成長している実感があることが楽しくて仕方がないんです。
周りの人たちも自分のやりたいことに向かって目的を持って行動しているから、その環境の中に身を置けて良かったと思っています。
http://code.ac.jp
学校法人信学会 コードアカデミー高等学校
これからの社会に必要なのは、子ども達それぞれにあったサポート体制をつくること
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10250000961
編集部: これから大学進学が待っていますね。大学生になってから挑戦したいことはありますか?
吉開さん: 僕には大きな目標が2つあるんです。
ひとつは、コンピュータサイエンスの技術を活かした、モノづくりのサポーターになること。
もうひとつは、不登校だったり学校での生きづらさを感じている子どもたちのための、教育支援の仕組みをつくること。
これまでの仕事を通じて、自分の技術で人をサポートできるようになりたいと思ったんです。
モノづくり自体が楽しくして仕方がないので、「誰かのアイデアをどう実現できるのか」を考えて実行できる人になれたらいいなと。そのためにもっと技術を身につけていきたいです。
子ども達の支援も、自分と同じような境遇の人たちをサポートするにはどういう仕組みが最適なのかを考えたいと思います。
学校教育を変えるとなると難しいかもしれないけれど勉強カフェのような溜まり場や塾みたいなものを作っていけばいいかもしれない…というようにアイデアを練っていきたいと思ってます。
編集部: 素晴らしい目標ですね。
そんな吉開さんがこれまでを振り返って、今、同じように不登校を経験している人に何を伝えたいですか?
吉開さん: 一旦不登校になると、なかなか戻れないというイメージって強いと思うんです。
でも不登校になってみてわかったんですが、出来ないことってそんなにないんですね。
僕の他にも同じような環境から自分のやりたいことを見つけて活躍している人はたくさんいます。