2016年7月26日 11:30
アスペルガーと診断されて10年。やっとわかった「医師選びの極意」
そしてその場で自分に合うカラーレンズを見つけ、アメリカに発注していただき、ボク専用のレンズをゲットしたのです。おかげで今はずいぶんと読書の負担が軽減しました。
また他にも、小児神経科の医師には、「ハイリーセンシティブパーソン」だと診断されました。医師はボクのことを「よく気がつく人だ」と褒めてくださったのです。
またある人はボクに「君は地球を助けに来た宇宙人だ!そんな人をインディゴチルドレンというのです」と教えてくれました。
医師と会うたびに新しい診断をつけられる日々。なんだか笑い話みたいでしょう?
そうなんです。人によっていろんな見解があるため、診断は決して一つじゃないのです。
色々な診断名がつくのは、ボクを多面的に見ている証拠
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かかる医師によって診断名が変わるのは、医師のレベルが高い、低いということではありません。これは、ボクたち人間に無限の可能性が広がっているということなのです。
出会いのタイミングが違うわけですし、医学や科学の進歩が影響していることも確かですが、それ以前に、ボクをどの角度から見るか、医師がどんなことに興味を持っているかが、診断の相違を招くのです。
見方を変えれば、医師の診断、研究者の見立て、学校の先生の直観、家族や友達との関係性によって、ボクは「今までの自分」を抜け出して、違う自分にだってなれるということです。
診断は医師にしかできません。昔はその医師が少なかった。でも、今は違います。
医師を選ぶ時代になったのです。
医師を選ぶとは、診断名を選ぶ時代になったとも言えます。診断名を選ぶということは、自分の特性を自覚して生かすということです。それはまさに人生を楽しくするコツですよね。
ポジティブな未来へと伴走してくれる医師を探そう
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さまざまな医師、さまざまな診断名と出会ったボクが思うことは、どんな人でも、自分にぴったりの「同志」と呼べるような医師と出会えるのだ、ということです。
どうかあきらめず、お子さんやあなたご自身の相性に合う医師を探してください。
人のうわさ話に惑わされず、必ず直接会って、第一印象で感じたものを信じてください。
合わなければ合う医師が見つかるまで探し続けてください。もし良い先生だと感じたなら、たとえその先生の評判が悪くても信頼してください。