2016年8月11日 14:00
得意なことがつまづきの原因に?検査結果から見えた息子の悩みの正体は?
しかし息子は、なかなか「答えを暗記する」方法から脱することができません…
思い悩んでいた私に解決のヒントを与えてくれたのは、なんと姪っ子でした。
二人で算盤(そろばん)の話をしていたときのことです。
「私は道具を使って何かをするのが好きなの!紙と鉛筆だけでお勉強するより、ずっと楽しい!」という姪っ子の言葉を聞いてハッとしました。
そうです、息子も「道具を使うのが好き」なのです。
iPadやパソコンの操作が好きで、そこからあっという間に、いろんな知識を吸収していきます。
それはきっと「自分がこの操作をすれば、瞬時に必ず同じ反応が返ってくる」という安心感が大きいのでしょう。
ならば、算数も道具を使えばいい。
自分が数字を入れて正しく操作すれば、必ずいつも同じ答えを返してくれる。
そんなそろばんは、息子にぴったりだと思いました。
息子に合った方法が見つかったとたん…
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10230001574
今まで何かを計算する時は、目を斜め上に向け、記憶の中から正解のカードを引き出そうとしていた息子でしたが、そろばん教室に通い始めて1ヶ月で、大きく変化しました。
そこにそろばんが無くとも、人さし指と親指を使って宙で玉を動かし、1人で正しい答えを導き出せるようになったのです!
おまけにたし算だけではなく、ひき算も出来るようになりました。
公文を続け、あのまま1問ずつ暗記を頑張らせていたら、ここまで算数を好きにならなかったかもしれません。
正しく玉を動かせば、正しい答えが返ってくる。「自分で計算ができる!」ということが、たくさんの自信を息子に与えてくれていることを、日々実感しています。そろばんに出会えて本当に良かったと思います。
親は親、子は子。息子本人に合った方法を見つけられるように
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161008922
今回の出来事を通して、人は誰しも得意なことや苦手なことが違うということを改めて痛感しました。
実は私も幼い頃に、そろばん教室に何年も通っていたのですが、頭にそろばんを思い描くことができなかった経験もあり、息子の習い事の候補からは、完全にそろばんを除外していました。