緘黙症(かんもくしょう)とは? 話さないのではなく、話せない…症状、相談先、接し方まとめ
場面緘黙症は情緒障害の一つとして、公的な支援が受けられます。
情緒障害児短期治療施設では、情緒障害を持つ児童に対して医学的な観点から、心理治療を中心に生活、教育支援を行う場所です。最近では虐待を受けていた児童や、不登校の児童が多く治療・支援を受けているようですが、場面緘黙症による不登校を抱えている児童もいるようです。
詳しくはこちらを参照ください。
http://www.zenjotan.org/index.html
情緒障害児短期治療施設(児童心理治療施設)ネットワーク
家庭でできること
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28208001360
1. 子どもが安心できる環境をつくる
子どもの不安を取り除いてあげましょう。リラックスし、安心した環境を整えることが重要です。
2. 答えや反応を無理やり求めることはしない
話せないからといって、強制的に声を出させたり、答えさせるとかえって不安感、不信感が増します。そして話さないからといって、声をかけない、無視するのもよくありません。
積極的に声をかけ、言葉による反応がなくても、表情や動きでコミュニケーションをとれるように工夫してみましょう。3. 非言語コミュニケーションの活用
言葉を発することができなくても、ジェスチャーや筆談でコミュニケーションをとってみましょう。例えば、首の動きで、うなずいたり、首を振ったりして、YES、NOの意思表示ができるように促すことも一つの方法です。
4. できたことを褒める
今まで話すことや、感情表現できなかった場面や状況で、話すことや感情表現ができた場合は、どんな小さなことでも褒めてあげましょう。本人の自信につながります。
場面緘黙症を取り巻く環境
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161014987
日本では、場面緘黙症という疾患に対する治療法は確立されておらず、研究もまだまだ進んではいません。しかし、場面緘黙症のある子どもや人を支援する団体や。情報発信機関は多くあります。
以下では、そうした支援団体の取り組みを紹介します。場面緘黙症を持つ方々の生活の役に立つかもしれません。
場面緘黙症は、教育法上の情緒障害とされており、特別支援教育の対象です。