何度言っても伝わらないのはなぜ?中学生の息子に理由を聞いたら…
それには理由がありました。
「小学校のとき、合唱は究極の雑音だった」とも話していた息子。そんな彼が「先生は、音が外れることを許さない。練習をしているうちに合唱は、雑音ではなくなっていった」と笑顔で話してくれました。
これは先生の、ブレずに首尾一貫した指導方針が、導いて下さったからだと理解し、感謝しています。
先生のわかりやすい伝達方法、コミュニケーションの方法が息子の感性と呼応して、良い結果が生まれました。
この成功体験は息子の成長のために、大変意味がありましたし、私自身も気付かされる部分の多い出来事でした。
雑音を減らすのは簡単じゃないけれど、できることはある
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038021190
それでも、わかりやすく話すのはまだ難しく、残念ながら未だに私の小言の半分は雑音のようです。
感情的にならず、少ない言葉で伝えればよいのですが、これがなかなか難しいのです。
私の話は時々「わかりにくい」と知ってから取組んでいるのは、感情のまま、言葉のシャワーで押しきろうとはせず、まずは親子でクールダウンを心がけることです。
落ち着いたら、こちらから素直に謝り、息子の中に、わだかまりが残らないようにしています。
ゆっくり話すと、大人側に「これは別にガミガミ言うほどのことじゃなかった」という気付きがあります。
冷静であれば、大切なことだけを端的に話す事ができますし、何よりも「この子は受信より発信が得意だった」と、こちらも聞く態勢へ、シフトする余裕が生まれます。
息子とのやり取りで、「聞き上手は話し上手」だと、私自身が気付かされました。とはいえ親だって人間!
雑音を無くすことは難しいけれど、ひと手間かけて「わかりやすく」する工夫はできる。このひと手間、意外と親子の絆を深めてくれるかもしれませんよ。
思考力やコミュニケーション、「非認知能力」がサッカーで必要な理由 サカイクコーチが伝えるサッカーで非認知能力を伸ばすコツ