[第2回]人生の転機。ずっと「クラスで浮いてるヤツ」だった僕も理系の大学では「普通」だった。
「得意なだけ」だった数学を「好き」になった、ある先生との出会い
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上杉:あとは「数学そのものの面白さ」を知りました。これは大きい。
昔から算数も数学も得意でしたが、正直好きかと言われると「別に」という感じで。ものすごく数学にハマっていた、とか、数学が面白いから一生懸命解いていた、とかでは無かったんです。授業もつまらなかったので。
ですが、大学の教授がとても面白い数学の授業をしてくれたんです。
そこで「楽しい!もっと出来るようになりたい!」と思いました。はじめてゲーム以外に「もっともっと」と、のめり込めることを見つけた。
編集部:どんな先生だったんですか?
上杉:数学の教授ってどこか世間離れしている仙人みたいな人が多いイメージじゃないですか?
でも、筋肉モリモリで日焼けした白人で…見た目が完全にサーファー。
数学の難しい科目なのに最前列は女子ばっかり(笑)アルゴリズムの授業で、なぜか爆笑が起こる。それくらい教え方が上手くて、複雑な内容も勉強するのがものすごく楽しかったです。
彼の授業を受けるまで、数学のテストで平均点以下をとったことが無かったのですが、はじめて平均点をとったんです。
もっと早いうちに、自分が得意だと思っていたことで、頭をガツンとやられたかったですね。
上杉さんのお仕事について、そして子どもたちへのメッセージを語っていただきます。
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