子育て情報『回避性パーソナリティ障害とは?「傷つかないよう避けてしまう」症状や治療法、克服するための方法を解説』

2016年9月5日 11:00

回避性パーソナリティ障害とは?「傷つかないよう避けてしまう」症状や治療法、克服するための方法を解説


回避性パーソナリティ障害と他の障害との関連

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回避性パーソナリティ障害の症状は、他のパーソナリティ障害の症状と重なる部分もあり、下記の障害が併発することもあります。しかしこれらと回避性パーソナリティ障害とを区別することは自分の障害を理解するためにも、また治療するうえでも重要です。

以下では、回避性パーソナリティ障害と共通の症状を持つパーソナリティ障害と、各障害との違いについてまとめました。

どちらも他人からの批判に対して過敏であること、他人から自分が受け入れられていることの保証を求めることを特徴としています。しかし回避性パーソナリティ障害の人は、内に依存心を秘めながらも、その依存性を嫌って自立的であろうとする傾向があります。

どちらも社会的孤立を特徴としています。回避性パーソナリティ障害の人は他人と関係を持ちたいという思いがあり、孤独感を強く感じているのに対して、シゾイド・統合失調型パーソナリティ障害の人は社会的孤立に満足していたり、むしろそれを好む傾向があります。

他人に秘密を打ち明けることを躊躇するという特徴が共通していますが、回避性パーソナリティ障害の人がこれを躊躇するのは、恥ずかしい思いをさせられたり、不適切だということが分かったりすることを恐れるためです。
妄想性パーソナリティ障害の人は、他人と共有する情報が自分に不利に用いられるという恐れのために秘密を他人に打ち明けたがらないという点で異なります。

また、同時に診断されることが多い障害としては他に、
・抑うつ障害
・双極性障害
・社交不安症
・境界性パーソナリティ障害

があります。


回避性パーソナリティ障害の原因は?発達障害との関連は?

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パーソナリティ障害の原因は遺伝的要因と環境的要因の2つに分けられると考えられています。遺伝的要因についてはまだ解明途上で、詳しいことはよく分かっていません。

回避性パーソナリティ障害については、消極的な性格や不安が強い性格が遺伝していることも考えられますが、かつては活発な子どもだったにも関わらず、あることをきっかけに回避性パーソナリティ障害となることもあるため、環境要因も大きく影響していると考えられます。

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