「自閉症の娘には、もう期待しない」そんな夫を変えた、娘の想い
「一緒に探しに行こうか」
毎日話しかけてるうちに娘は、夫が急にいなくなるとすぐに「ばばー!」と呼ぶようになりました。
そんなある日、娘に変化が…
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そんなある日、娘は夫が仕事で家にいないときに、自分から夫を探し始めたのです!
長く姿を見せていない夫を、本人がいない時に娘が呼ぶなんて初めてのことでした。
そのとき私は「パパ、もうすぐ帰ってくるよ」と伝えましたが、娘は結局夫が帰ってくるまで、ずっと「ばばー!」と呼んでいました。
私に「パパはどこ?」聞きたかったのかもしれません。
それからまた娘は夫を意識し始めました。
夫に後追いをしたり、スピードを合わせて歩いたり、私以外の人には拒否していた抱っこを許すようになりました。
夫が帰ってきたらとても嬉しそう顔をしてお出迎えするようにもなりました。
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話しかけることは、無意味なんかじゃない!
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娘は夫を意識するようになりましたが、それでも夫が娘に話しかけることはほとんどなく、仕事から帰ってきたらずっとスマホを触っていました。
話しかけることは無意味ではないと、娘の成長を見て私は確信していました。だから夫もたくさん話しかけて、娘の世界を広げてあげて欲しいのです。どうせ言っても取り合ってくれないんだろうけど…それでも私は諦めずに夫に伝えました。
「小さくて可愛いこの時期に娘に関わらなくてほんとにいいの?娘が2歳の今日は二度と戻ってこないんだよ。本当はもう分かっているんでしょ?話しかけても無意味じゃないって。
」
夫にもとうとう変化が訪れた
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そのとき夫は何も言い返してきませんでしたが、その日から明らかに対応が変わりました。
娘に話しかけたり、たまには娘の歯を磨き、寝かしつけて、朝ごはんを食べさせてくれるようになったのです……!
あんなに娘と関わることを拒否していた夫が娘の面倒を見ている……!
そして私以外に世話をされることを拒否していた娘も、夫に面倒を見られることを許していたのです。