ささやかな成長が嬉しい。自閉症の娘が「どっち?」を理解するまで
「どっちがいい?」の意味が分からない娘
Upload By 553kmn(こころ)
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我が家の娘は自閉症と診断されています。娘はまだ、「どっちにする?」という言葉の意味が理解できていません。
娘にお菓子やジュースを見せて、どちらかを選ばせようとすると、両方を手に取って自分の物にしてしまいます。
私が「どちらか一つだけよ」と言って返してもらおうとすると、癇癪を起こして手が付けられなくなります。
娘には我慢することを覚えてほしいので、「どっちにする?」の意味を分かってほしいと思っていました。
まずは大好きな「くつ」を選ばせてみた
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娘は初語が「くっく」で初めての指差しも靴のイラストでした。
お出掛けが大好きな娘は靴も大好きなようです。
そこで食べものを選ばせるのはいったんやめて、靴を選ばせることにしました。
赤い靴と黄色い靴を並べ、お出掛けの時に「どっちの靴にする?」と声をかけることにしたのです。
しばらくその声かけを続けていたら、私が何も言わなくても娘が勝手に靴を選んで履くようになりました。
そこで私は娘の言葉の理解をもっと深めるために、
「今日は黄色い靴〜!」
「今日は赤い靴を履く!」
と娘の気持ちを代弁するように話しかけました。
我慢して「どちらか一つ」を選べなかった娘に変化が!
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靴をその日の気分で選べるようになったある日、娘が自動販売機の前でジュースを欲しがりました。
私は娘が飲めそうなジュースを交互に指を差して
「ジュースどれがいい?」と聞いてみると…
自分が飲みたいものを指差ししたのです!
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外出先でお菓子やおもちゃをおねだりされても、ほんとに欲しいものを選択できるようになったので、娘の癇癪は減りました。
また1つ、成長を見せてくれてとても嬉しく思います。
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