自閉症の息子に合った習い事はどれ?あれこれ習わせてわかったこと
「おへそを見る」と続きます。
こうして、1つずつ課題をクリアしていく方法で、いつの間にかきれいな前転ができるようになっているのです。
洞察力の高いお子さんや、身体能力の高いお子さんの場合は、1つひとつ説明されるとまどろっこしいかもしれません。しかし、息子のように、何においても習得するまでに時間がかかる子どもにとっては、このスモールステップの方法がぴったりと合っていたのです。
時間はうんとかかりましたが、体幹が弱く、片足立ちもジャンプもできなかった息子が、逆上がりができるまでになったのは、このスモールステップで、課題をクリアできたからだと思います。
スモールステップで習得できる環境の他に、息子にとって大切なこと
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038021175
沢山の習い事を経て、スモールステップで学習できる環境が、息子には合っていることがわかりました。その他に、習い事を選ぶポイントとして押さえておきたいことがあります。
息子の特性の1つに、「1度頭に入ってルーティン化したものは、律儀に守り続ける」というものがあります。
まず始めにきちんとした手順・方法が入りさえすれば、後は同じ手順で同じ作業をこなすことができるのです。この初めの1歩を間違えると、延々と間違った手順を繰り返すことになってしまうので、こうなると修正はとても大変。ですから、習い事で専門家の正しい知識を教えてもらうことは、息子にとってとても大切なのです。
お金も時間もかかる習い事だからこそ、お子さまの特性に合ったいい教室が見つかるといいですね。
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