息子が通い続けた「通級」が変わる?突然の宣告に、行政とかけあった話
教室が増えることで、通級を待ち望んでいた子どもたちも、指導が受けられるようになるのかもしれません。
また、校内に支援クラスと在籍クラスがあれば、担任同士の密な連携も可能であり、それが結果として子どもたちへの、より良い支援につながるかもしれません。
私だけではなかった!新体制への不安を露わにする保護者たち
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10186004338
メリットはわかりましたが、それでも不安は残ります。それは、
「教員数は増えないのに、数校を巡回指導することになるなら、今までより授業数が減るんじゃないの?」
という不安です。
今までの授業では5時間だったのが、今後は週に2,3時間になり、案の定、内容も今まで通りとはいかないのだそうです。
その他、私の所属する親の会でも意見が出てきました。それには、
●教室の環境変化:引き続き、静かで安心できる環境を整えてくれるのだろうか?
●先生の数:巡回指導になることで、これまで通りの情報共有や継続指導、安全確保ができないのではないか?
●信頼関係の構築:急に特別支援教室ができても、その学校の先生や保護者に、すぐには子どもを理解してもらえないのではないか?
など、やはり不安の声が大多数でした。
学校との話し合いでは解消できなかった不安。これがきっかけで行政へ働きかけることに
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28208000311
私たち親の会は、学校側へこうした不安をぶつけてみました。すると、返ってきた答えは
「これは、もう東京都全体で決まったこと。市にいろいろ言っても、もう変えることはできない。」
とのことでした。
「ここであきらめたら、今後も保護者不在のまま、学校が変わっていってしまう。変わっても変わらなくても、ちゃんと保護者の声を、行政に届けよう!」
そんな声が挙がり、当時代表をしていた私が、他の代表のお母さんたちと、動き始めることになったのでした。
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28144033821
まずは、保護者の声を「要望書」として提出しよう、ということになりました。