息子が通い続けた「通級」が変わる?突然の宣告に、行政とかけあった話
突然、教育支援課の課長さんから、はずむような声でお電話をいただきました。
「教員の増員は叶わなかったのですが、特別支援教室専門員の増員をかけあって予算が通り、専門員が増えることになりましたよ!」
課長さんの本当に嬉しそうな声を聞き、私は胸が熱くなりました。
今まで私たち保護者は、行政を「戦う相手」として見ていた気がします。ですが、実は違うのだと気が付きました。行政の皆さんも、限られた予算や制度の中で、精一杯子どもたちのために、努力して下さっているんですね。
専門員のこと以外に、通った要望はほとんどありません。
ですが、私たち保護者は「行政に保護者の声を届けることができる」と知ったこと、そして行政と保護者とが、協力して子どもたちがのびのびと学ぶことができる環境を、整えていくことができる、第1歩となったこと。
それが、とても大きな成果だったと思います。
学校や行政に求めるだけで終わらせない。共に協力しながら実現したい「合理的配慮」
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10250006631
2016年4月施行の「障害者差別解消法」により、1人ひとりの困りごとに合わせた「合理的配慮」の提供が行政・事業者に義務化されました。
私たち親はあきらめることなく、また、学校や行政に要求ばかりを突き付けるのではなく、共に努力、協力していきましょうという姿勢で伝えていくことが、子どもたちのために求められているのではないかと、感じています。
我が子を被害者や加害者にしないために… 自分の体の大切さを伝え続けたい【ゆるっと性教育 Vol.9】