2016年10月9日 14:00
子どもの反抗挑戦性障害とは?単なる反抗期とは違うの?症状やADHDとの関係性、対応方法まとめ
例として母親との関係を挙げると、ADHDと反抗挑戦性障害が合併している10代の子どもの多くで、その青年の症状に加えて母親の精神的苦悩が加わり、親子間の対立や悪影響の及ぼし合いが発生することが分かっています。
反抗挑戦性障害が気になったときの相談先
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10612000559
反抗挑戦性障害は素行症(行為障害)やADHD、うつ病などの、様々な合併症と関わりあっている場合が多く、年をとるにつれて症状が複雑化しやすい傾向があります。
また、年齢が上がってからの治療は、反抗挑戦性障害がある子どもが治療に対して抵抗することがあるため、早期に診察・治療することがおすすめとされています。
明らかに感情の波が激しく怒りっぽかったり、口論が絶えなかったりする場合は以下の相談先に相談するか、医療機関の受診をおすすめします。
■児童相談所:
「子どもの養育に関する相談」、「障害に関する相談」、「性格や行動の問題に関する相談」などの育児に関する相談ができる機関となっています。
http://www.mhlw.go.jp/support/jidousoudan/
全国児童相談所一覧l 厚生労働省
■全国精神保健福祉センター:
各県、政令市にはほぼ一か所ずつ設置されている窓口であり、精神保健福祉に関する相談をすることができます。相談については、予約制、健康保険の適応があるところがあります。詳細は、それぞれのセンターにお問い合わせください。
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/mhcenter.html
全国精神保健福祉センター一覧l 厚生労働省
■精神科・心療内科:
心の症状、心の病気を扱う科です。心の症状とは具体的に不安、抑うつ、不眠、イライラ、幻覚、幻聴、妄想などのことです。心療内科は心と体の不調だけではなく、ほてり、動悸などの身体的症状とその人の社会的背景、家庭環境なども考慮して治療を行います。
反抗挑戦性障害の治療法
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161015062
反抗挑戦性障害の治療は
・症状の重さと発症する頻度を減らすこと
・患者が社会生活を送る上で発生するトラブルを少なくすること
・家族のストレスを軽減すること
・行為障害へ進行することの予防
を目的として実施されます。