子育て情報『私の期待が娘を苦しめていた…不登校を選んだ娘が、あの時感じていたこと』

2016年10月18日 11:00

私の期待が娘を苦しめていた…不登校を選んだ娘が、あの時感じていたこと


これまで「学校をやめる」ことを知らなかった娘。選択肢をもっと早く伝えていたら…

私の期待が娘を苦しめていた…不登校を選んだ娘が、あの時感じていたことの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10568003555

娘が、自宅で家族と過ごす様子があまりにも楽しそうなので、「なぜ、3年生になるまで我慢して学校に通っていたのだろう?」とふと疑問に思い、尋ねてみました。

「1~2年生の間は、1度も学校をやめたいって言わなかったよね?ずっと苦しんできたはずなのに、どうしてあの頃は『学校やめたい』って言わなかったの?」

娘の回答はいたってシンプルなものでした。
「だって、あの頃は『学校をやめる』っていう選択肢があることを知らなかったから。そういう選択肢があるって知っていたら、もっと早くに楽になっていたと思う。」

なるほど…。
振り返ってみると実際、「学校に行かなくてもいい」という選択肢が私の中に芽生えたのも、娘が3年生になってからでした。

そういう道もある、ということは頭ではもちろんわかっていましたが、母である私は学校生活を楽しんで大人になったため、「学校でしか学べないこともある」「普通の学校生活を送って欲しい」という気持ちの方が大きかったのです。

苦しんでいる娘にきちんと「学校に行かない」という選択肢を提示しなかったことで、彼女を長い間苦しめてしまい、申し訳なく思いました。


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重い足どりで学校へ向かう娘をなんとか送り出せた日には、「今日は行ってくれて良かった」と思っていた私。

でもそれはあくまでも、母である私の理想通りに娘を動かせたことへの達成感であり、本当に娘のためになっていたかどうかは別の問題だったのだと気付きました。

そんな試行錯誤の時間があったからこそ、家族みんなが納得のいく「学校をやめる」という選択ができたのだと思います。これからは、私の希望に沿わない選択肢もきちんと提示し、娘自身が納得して選んだ道を応援していきたいと思います。


理想を抱くことは誰しもある。
しかし、子どもの選んだ道を信頼できる親でありたい

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運動会シーズン真っ只中、娘の小学校でも運動会が開催されました。

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