子育て情報『「この子は私と違う人間なんだ」発達障害の次男に悩んでいた私が、栗原類さんの手記から学んだこと』

2016年10月13日 14:00

「この子は私と違う人間なんだ」発達障害の次男に悩んでいた私が、栗原類さんの手記から学んだこと

そうすれば『なんでこんなこともできないの?』という気持ちがしずまり、子どもを褒めてあげられるようになります」と言われました。

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発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由 栗原 類 (著)KADOKAWA
本文より引用

https://www.amazon.co.jp/dp/4046017775
「過去の自分なら出来たことと、子どもが出来ないことを比べない」

ここまでは私も頭には入っていましたが、
「子どもには出来ていて、過去の自分は出来なかったことと比べる」
という視点に、目からウロコが落ちる思いがしました。

「比べてはいけない」んじゃない、「彼の良い所と比べればいい」んだ!


息子に出来ること、私に出来ないこと

「この子は私と違う人間なんだ」発達障害の次男に悩んでいた私が、栗原類さんの手記から学んだことの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161009037

振り返ってみると、私自身にも「出来ないこと」はたくさんありました。

たとえば私は方向音痴で、初めて行く場所にはスマホのナビが欠かせません。2度目以降の場所でも入る道を1本間違えれば自分がどこにいるのかわからなくなったり、どっちの方角に向かえばよいか分からなくなることもあり、小さい頃からよく道に迷う子でした。

対して次男は、1度行った場所は経路の風景から現地の様子までしっかり記憶する力があり、まず道には迷いません。以前来た時と逆方向から入った商店街で私が迷っているときに、「この先にこれとあれがあって、何個めの角で曲がれば着くよ」と案内してくれたこともありました。

小さい頃の私は極度の人見知りで、小学生になっても近所のよく会う人にも挨拶ができず母の後ろに隠れていた記憶があります。
今ではそんな片鱗は見せないのでこの話をすると周囲から意外だと言われますが、小学校低学年の頃までは顔を知っていても周りの大人と話すのを避けていました。

そんな私の子供なのに、次男は小さい頃から人見知りをせず登下校のときにも元気に挨拶をします。畑仕事をするおばあちゃんたちに挨拶をして世間話をし、ほりたてのジャガイモを袋一杯抱えて帰って来たりすることも。屈託なく話す様子が可愛いと近所のおばあちゃんたちの人気者です。

今までは、私が出来て彼が苦手なことばかり目についていました。

けれど、改めてゆっくり考えてみたら、私が苦手だけど彼が得意なことだって、たくさんあるのです。

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