2016年10月19日 14:00
大人の正義感で不登校を「問題」にしちゃってません?発達障害の息子が語った、学校に行かない理由
先生とのやり取りですっかり頭に血が上ってしまいました。
結局その日は、状況の確認はおろか何の解決策も見出せず、水掛け論のまま終わってしまったのでした。
ようやく出てきた本音。そこには、息子なりに学校と向き合おうとしている姿が
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10132006189
しかし、土日を挟んだ週明け、息子は何事もなかったかのように学校へと向かいました。
「やっぱり一時的なものだったのか…」と安心していたら、2日通ったその翌日、また登校を渋りだしたのです。これはやはりはっきりとした理由があるのだなと思い、「何か嫌なことがあるの?説明できる?」と再度質問してみたのです。
ハル「授業中、早く終わった他の教室から、ザワザワした声が聞こえてくるのが辛い。不安になる」
聴覚過敏を持つ息子は、小学校に上がる前から多人数の声がザワザワ響くのが大の苦手です。
ハル「あとね、絵を描くのが辛い。先生は『こうやって描けばいい』って教えてくれるけど、それを描くのが辛くて怖い」
アスペルガーならではの、セルフイメージの高さもあるのかもしれませんが、文字はともかく、絵に関しては同年代の子と同じように認識し、描画することに強いプレッシャーを感じているようでした。
私「そっか…ところでさ、ハルはそういうのを学校の先生に言ってる?言えないのだとしたら、それはどうして?」
ハル「だってさ、先生には正しいこと(先生が喜ぶこと、納得しやすいこと)を言わないと、先生が悲しむでしょ?」
その言葉は息子が入学以来、何度も口にしてきたものでした。相手の期待を優先し、自分の辛さを抑え続けたら、疲れも溜まるし学校にも行きたくなくなるはずです。
私「わかったよ。じゃあ私がそのことをE先生(発達障害専門医)に相談して、そこで聞いたことを学校の先生方に伝えてみる。そうすればハルの辛い気持ちが先生方にも伝わって、対策が見つかるかもしれないね」
専門医からのアドバイスを踏まえ、改めて先生に状況を伝えるものの…
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翌日私は、発達障害専門クリニックの先生に相談しに行きました。
先生からは「行事はできれば部分参加、できなければ無理強いの必要はない。」