2016年10月24日 11:00
「なんでお兄ちゃんばっかりほめるの…」障害のある息子の陰で、妹が抱えていた気持ち
「私もたくさんお手伝いしてるのに、どうしてお兄ちゃんだけたくさん褒めるのぉぉぉーー!!」
娘は泣きながら言いました。
息子の障害を理由に、娘に我慢をさせてはいけない。わかってはいたけれど
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10367009297
娘の絞り出した言葉は、当然の言い分でした。
自分からお手伝いをしてくれる回数は、娘の方が断然多いのです。
洗濯物をよくたたんでくれるのも娘。たたみ方の上手さは同じだけど、むしろお片付けまで一緒にしてくれる事を考慮したら、私を助けてくれたのは、いつも娘でした。
息子へは頭の片隅に「支援」があるので、褒めるのも意識して言葉を追加しています。でも、娘にはそこまでの配慮をしていなかった事が、この件でよくわかりました。
健常のきょうだい児への配慮。これは、常に息子への支援で手一杯の私に、欠けていた部分でした。
それでも気を付けていたつもりだったのに。娘へしわ寄せがいかないように、と思っていたのに。
悩みは尽きない。けれど、工夫できることはきっとある
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当事者への支援はそれだけでも大変なのに、2人以上子どもがいる家庭は、きょうだい児へのケアまで配慮しなくてはならない…。
私たち親が、日々の支援で気を配らなくてはならないことは計り知れません。それはまるで、積んでも積んでも崩れる砂の山へ、根気よく砂を積むような日々です。
いつか立派な砂山を目指して。
今回の出来事でのせめてもの救いは、娘との関係が「理由や意図を伝えられる関係」だったことかもしれません。今後もその関係を続けていけることを意識し、娘のガス抜きができる時間を作っていく必要性を考えさせられました。
「妻はどんな人だった?」初めて聞く普段の妻の様子。ママ友の言葉が深く突き刺さり<育児の逆転人生>