2016年12月13日 11:00
怒るのは悪いことじゃないんだ!アスペルガーの娘を変えた1冊の本
自分の感情によって他人にもたらされる影響を考え、言葉を選ぶようになっている。
娘の人生の中で、とても大きな変化が起ころうとしているようです。
私「もちろん、すごく良い方に変わってきているよ!カチンときても、ムカッときても、一生懸命言葉を選んで、相手に嫌な思いをさせないようにしようって、毎日努力してるよね!」
娘「ママ、わかってくれてたの!?」
私「もちろんだよ!すごいな、すごいな~って、毎日ちゃんと見てるよ。嬉しいなって思いながら、あなたが努力している姿をずっと見てるよ。気付いた時はたくさん褒めるようにしてるよ。」
娘「ちゃんと見ててくれたんだね。ありがとう!私も嬉しい!」
娘を変えるきっかけとなった、1冊の本との出会い
何が娘を変えてくれるきっかけだったのか?娘に聞いてみました。それは、『怒っていい!?』(ひすいこたろう著)という本との出会いでした。
娘とアンガーコントロールに取り組むようになってから、「怒り」に関するたくさんの本を継続的に図書館で借りては、娘の目の届く場所に置くようにしていました。
本を読むことが大好きな娘がそれを手に取り、たくさんの本の中から、いずれぴったり来る方法を自分で見つけてくれればいいな、と思っていたのです。
http://www.hikaruland.co.jp/books/2016/04/27150734.html
「怒ってもいい!?〈誰にも嫌われない〉〈相手を傷つけない〉怒り方」
その内容は娘にピッタリだったようで…
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10250006238
タイトルを見た娘は「え?怒ってもいいの?」と言いながら、あっという間に1冊を読み終えました。
何度か気になった部分を読み返した後、「ママも読んでおいてね」とリクエストがあったので、私も目を通してみました。簡単にまとめると・・・
●怒りの感情というのはとても大きなエネルギーを秘めている
●人間が進化する過程で怒りの感情が残されたのは必要な感情だから
●自分と自分にとって大切なものを守ろうとする怒りの感情を責められるのはおかしい
と、怒りを肯定的に捉えようとする内容になっています。娘はまずこの部分を読んで、安心したのだそうです。
今まで怒りの感情に振り回され、「どうして自分はこんなに怒ってしまうんだ」