2016年12月23日 11:00
中2の娘が語った「働きたくない」きもち。不登校児が見つめる将来とは
不登校のまま中学生になった娘は、この先将来どうなるのだろう…
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10248015799
娘が全く学校に行かなくなったのは小学校3年生の9月からです。
家では勉強を一切せず、パソコンとゲーム三昧の日々。長い間、鉛筆を握ることすら嫌がり、2ケタの計算やお金の概念もよくわかっていない、字はひらがなもおぼつかない…という状態が小学校時代は続きました。
お金の概念は、お小遣いのやり取りや、ネットショッピングの代金引き換えを娘に払ってもらうことで、中学生になる頃には次第についてきました。
その後、中2になって支援を受けられるようになり、日記を書くこと、九九を覚えることを始め、字もしっかりして進歩は見られるようになりました。
だけど言語能力は高いものの、書くこと、計算することが極端に苦手な娘を見ていると、「この状態で本当に高校に進学できるのだろうか?」「進学したとしても仕事をすることができるのだろうか?」と正直不安でした。
娘は、「高校へ行きたい」「できれば大学へも行きたい」「あまり無理しない程度に働きたい」と言っています。
ただ、それは私を気遣って言っているのか、本心から望んでいるかはよくわからないな…と感じるのです。
本当のところ、娘は将来についてどう思っているの?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10230001377
パソコンを持っていた娘は、パソコンで様々なニュースを見ていました。そして小6くらいから「働くこと」について、ネットでいろいろな情報を得るようになりました。
そして不安から、こんなことをふとつぶやくようになりました。
「コンビニの店長が借金苦に自殺したって。コンビニってブラックやんなぁ。バイトしようと思ってもブラックなとこばっかりやなぁ。
でも私も考えてるんやで。高校入学の時までには計算できるように勉強しようと思ってるねん。バイトするには計算できなあかんもんな。プログラマーだけにはなりたくないけど、私にはこんな仕事しか無理かもしれない。」
ブラック企業のことを知って、「学校に行っていない自分にはブラック企業しか行くところがない」と言っていたこともあります。