2017年2月2日 11:00
お風呂を泣き叫んで嫌がる息子…その理由は「触覚過敏」にあった
「1人だけ寒そうなので、もうちょっと暖かい上着を…」と繰り返し言われていましたが、息子はナイロン製のジャンパーを決して受け付けませんでした。
あるママ友との会話で、突然解けた謎
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そんな生活にほとほと疲れていたある日、発達障害のお子さんを持つママ友とお茶する機会がありました。
そのママ友がぼそりと話したことが、私の疑問に全て答えてくれる内容だったのです。
ママ友「シャワー浴びるとき、毎日絶叫するんだもん。とにかくすごい泣き方で。お隣さんが心配して電話かけてきたぐらい。発達障害って分かって理解できたよ。触覚過敏で、シャワーが痛かったんだよね」
シャワーが痛い!?
これを聞いたとき、身体に残った石鹸を「痛い!!痛い!!」と泣き叫ぶ息子の姿に繋がったのでした。
これまで嫌がっていたものは、ほとんど触覚過敏が原因だった!
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このママ友との会話がきっかけで、息子は発達障害の診断に結びつきました。
診断がおりたとき、これまで私は何も知らずに息子にひどいことばかりしてきたことに気付いたのでした。
・ナイロンのジャンパーやジーンズを嫌がること
・風が吹くたびに「痛い、苦しい」としゃがみこんでしまうこと
・前ボタンのある洋服を全力で拒否して逃げ回ること
・歯磨きのたびに「痛い痛い」と泣くこと
・ぬかるみに足が触ると大泣きしてしまうこと
…全て、息子が冗談か我儘で大騒ぎしているのかと思っていました。
そのたびに私は「痛いのなんて気のせい!」「やりなさい!」と厳しく叱っていたのです。でもそれは、気のせいなどではなかったのです。息子は、本当に痛かったのです。
治るものではないけれど、付き合い方は工夫できる
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これまでいろいろ調べ、主治医や療育先にも相談してきましたが、触覚過敏はそう簡単になくなるものではないようです。
息子は成長していろいろなことに取り組むことができるようになりましたが、様々な過敏性はまだ残っています。