冬の憂鬱なスポーツ「縄跳び」…小2の娘は意外な方法で上達!
痛々しいけれど…勲章かな?
Upload By 荒木まち子
Upload By 荒木まち子
運動が苦手な我が子
発達障害の娘は運動が苦手で小学校での体育の時間は苦難の連続でした。
徒競走、球技、マット運動に跳び箱、鉄棒…どれも学校の授業だけではコツをつかむことはできませんでした。
今回はそんな娘が小学校1~2年生の頃のお話です。
苦手な冬のカリキュラム
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11017019212
娘の通っていた小学校では寒くなってくるといつも決まって“ある運動”が始まります。それは「縄跳び」です。
冬の間は体育の授業だけではなく、全学年合同の「縄跳び集会」も開催されていました。
縄跳びをカリキュラムに入れている幼稚園もありますが、娘の通っていた幼稚園では、「縄跳びは園児がやりたいと思ったらやる。やりたくない園児は無理にやらなくても良い。」という方針でした。
なので他の幼稚園に通うお友達が
「縄跳び100回できたんだ!」
と話すのを聞いても、私たち親子は
「わぁ、すごいね!」
と感心するだけで、焦る気持ちなどは全くありませんでした。
なぜ跳べない?跳べない原因を考えて対策をした小1の冬休み
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11017013605
でも小学生になったらそうも言っていられません。娘は冬休みに自宅で縄跳びの練習を始めることにしたのです。
家には幼稚園からもらった紐の縄跳びと、100円均一で買ったビニールの縄跳びがありました。紐のものは長さが短かったので、100円のビニールの縄跳びを使うことにしました。
こうして自宅でも縄跳びの練習を始めたのですが、1回は飛べても連続して飛ぶことができない娘。親子で何が原因か考え、辿りついた答えは
1. つま先でなく足の全面を地面に付けて飛んでいる
2. 手首ではなく腕全体を使ってロープを回している
3. 一定のリズムが取れていない
ということ。
そこでまず、縄を使わずつま先でジャンプする練習や、カスタネットを使って一定のリズムで飛ぶ練習をすることに。
「ゆっくりでも良いから連続して10回飛ぶ」ことを目標にして毎日練習を続けました。
練習しているうちにロープが当たって娘のむこうずね(弁慶の泣き所)はアザだらけ。
それでも飛べるようになりたい一心で娘は何度も何度も練習を繰り返しました。
娘にとって一石二鳥の特別ルール
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11044030822
リズムを掴めるようになると一週間ほどで娘は最初の目標の10回を飛べるようになりました。その後20回、30回と飛べるようになったある日、こんな提案をしてきました。
「クリスマスに買ったゲームをもっとやりたいから、縄跳び10回につきゲーム時間を1分追加しても良い?」
この頃はゲーム機を買ったばかりの時期で、『ゲームは一日30分まで』というルールを決めていたのですが、冬休みの間は時間もあるのでこの特別ルールを認めることにしました。
特別ルール効果もあり、娘は冬休みが終わるころには連続100回飛べるようになっていました。
ゲームはできるし縄跳びはできるようになるしで、娘にとってはまさに一石二鳥のルールとなったのでした。
小2の縄跳びは意外な方法で上達!
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10142000454
2年生になるとただ回数を多く飛ぶだけではなく、様々な技も習得しなければなりません。
後ろとび、歩きとび、二重跳び…
そしてそれらを3年生の運動会のにダンス取り入れる予定というのだから、さぁ大変。
また冬休みの自主トレスタートです。でもいくら練習しても、二重跳びはなかなか飛ぶことができませんでした。
そこで私達は縄跳びを替えてみることにしました。
大型スーパーのスポーツ品コーナーには様々な縄跳びが売られていました。
その中で娘に一番合ったのはこれです。
http://www.asics.com/jp/ja-jp/p/0010104433.04
アシックスクリアートビナワジュニア
その縄跳びを使って娘はすぐに「この縄跳び、飛びやすい!」と感じたそうです。
そして数日後、娘は二重跳びに成功したのです。
「縄跳びを替えただけで飛べてしまうなんて!」
私も娘自身もこれには本当にビックリしました。
諦める前に色々試してみるのも良いのでは
この新しい縄跳びはグリップが長く、脇を締めたまま手首で楽にロープを回すことができます。またロープが細くて柔らかい素材でできていて、ロープがねじれて絡まることがありません。
実は他にもロープに「おもり」がついているものや、グリップが柔らかい素材のものなどいくつか試してみたのですが、娘には合いませんでした。
この縄跳びは値段もそれほど高くありません。
ロープを切らずに長さを調整できる仕組みになっていて、背が伸びてもずっと使えるのでむしろお得かもしれません。
もし縄跳びで苦労していらっしゃるお子さんがいらしたら“縄跳びを替えてみる”というのも一つの方法かもしれないですよ。