2017年2月21日 11:00
地図を見ながら歩いても迷子になるのはなぜ!?空間イメージが苦手な私が見つけた対処法
外出先で自分がどこにいるかわからなくなる
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161003037
初めて行くお店に入って買い物を済ませ、ドアを開けると帰り道がわからない。
いつもと違う地下鉄の出口を上がると、どの方向に向かえば良いのか途方に暮れる。
サービスエリアのトイレで用を足して個室のドアを開けると、どちらから来たのか分からなくなる。
皆さんは、こんな経験がありますか?
私は昔からかなりの方向音痴で、地図を持って出かけても、初めて訪れた場所では必ずと言っていいほど迷子になってしまいます。
迷子になることは分かっているので、30分ほど前に到着できるように余裕をもって出掛けるのですが、それでも遅刻をしてしまうということもあるのです。
その昔『話を聞かない男、地図が読めない女』(アラン・ピーズ, バーバラ・ピーズ著、主婦の友社、2002年)という本が流行ったこともあり、「私は女脳だから仕方ないのね」と思っていたのですが、自閉症スペクトラム+ADHDの診断がおりている娘と息子を見ていると、私と同じように『自分が今どこにいて、どの方向を向いているのか』ということがまったくわかっていません。
発達障害の特性の一つに「方向音痴」が挙げられることがあるのですが、やはりこれも脳の構造に原因があるのかも知れません。私は専門家ではありませんので詳しいことはわかりませんが、今までの経験から原因を考え、子どもたちに対処法を伝えられればいいなと考えています。
原因は空間認知能力の低さと言語化の失敗!?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038019444
一番大きな原因は、いわゆる「空間認知能力」が圧倒的に低いということだと思います。
方向や距離、空間の広がりや大きさをとらえる力のことですね。
地図を読むのが得意な知人に聞いてみると、今歩いている道について考えるとき、頭の中に俯瞰で見た街のイメージが浮かぶそうです。そのイメージの中で「ここを歩いている」というのが見えるので、まっすぐ進めば先には何があり、右に曲がるとどこに出るのかというのが、当たり前のようにわかっているそうです。
その話を聞いた時、目の玉が飛び出るほど驚いたのを覚えています。