2017年2月28日 17:00
失読症とはどんな障害?ディスレクシアとの違いは?文字が読めなくなる原因や詳しい症状、治療法を解説!
不思議なことに、文字をなぞるとそれまでわからなかった文字そのものの音や意味を思い出せることがあるのです。
http://www.cis.twcu.ac.jp/~asakawa/PsychoLinguistics2009/lesson03.pdf
参考:「言語の認知科学 第3回配布資料」
地道なリハビリの結果、見事職場復帰を果たせるレベルまで回復したという事例もあるようです。
http://amzn.asia/4Uq87KG
参考:土本亜理子『純粋失読』2002年、三輪書店
まとめ
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10327000387
失読症は、脳の損傷によって言語、記憶、行為、学習、注意など認知機能に障害が起こるいわゆる「高次脳機能障害」の一つです。脳卒中などによる脳の損傷の結果、文字がうまく読めなくなってしまう障害です。
言語や記憶の障害は、肢体不自由のように明らかな身体障害がなく、外見からうかがい知ることが難しいことから「見えない障害」と呼ばれます。
失読症もそのような特性を持つため、その認知度の低さも相まり、周囲の人に誤解されたり、不思議がられたりして苦しい思いをすることも少なくないようです。
特に近年は、インターネット・PC・スマートフォンの普及により、コミュニケーションにおける視覚的言語の役割は以前と比べ非常に重要になっているため、文字が読めない障害のある人は、想像以上にさまざまな場面で苦労をしています。
しかし同時に、そんな人々を手助けする技術とかツールも日々生みだされているのも事実です。
そうした日々の技術進歩と、人々の認知度や配慮の向上により、「障害の無い社会」をつくっていくことが大切です。本記事が少しでもその役に立つことを願っています。
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