2017年4月23日 12:00
セサミストリートに自閉症の新マペット登場!番組制作の背景は?日本では視聴できるの?
4月の放送から新マペット「ジュリア」が登場!
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アメリカの子ども向け教育番組「セサミストリート」で、今春4月の放送から自閉症のあるマペットが登場することが発表されました。
自閉症のある4歳児の女の子で、名前はジュリアという設定。
2015年から、NPO法人セサミワークショップによる自閉症啓発サイト「Sesame Street and Autism see amazing in all children.」の中心キャラクターとして活躍していましたが、テレビ放送への登場は初めてのこととなります。
第一話のエピソードは、ビッグバードがジュリアに握手のあいさつを求めようとするところから始まります。
ビッグバードのあいさつにジュリアは反応を示しません。
動揺するビッグバードに対してエルモは、「ビッグバードを嫌っているのではなく、ジュリアにはジュリアなりのコミュニケーションのとり方がある」ということを伝えます。
このように、他のマペットたちともさまざまなやり取りを通じて「お互いに対して理解すること」を学んでいくようです。
http://autism.sesamestreet.org/
Sesame Street and Autism see amazing in all children.
本放送でセサミストリートが伝えたいメッセージは「インクルージョン」
ジュリア登場企画は、自閉症児のいる家族からの番組への要望がきっかけだったそうです。
アメリカ疾病予防管理センターの調査によると、学校に通う子ども68人に1人に自閉症の症状があるという統計がでており、自閉症児との関わりは多くの子どもたちにとってより身近になってきています。
そこで番組制作を行っているセサミ・ワークショップ(Sesame Workshop)は、子どもたちへの自閉症への理解促進を目的として、専門家と5年以上の協議をかさねジュリアを作り上げてきました。
ジュリアをつくった番組の作家クリスティーナ・フェラーロ氏によると、今回の放送で伝えたいことは「インクルージョン」。
他のお友達との違いを受け入れ共生していくというのはどういうことなのかを、人形劇によって楽しく表現していくようです。
セサミストリートは放送当時から画期的な幼児教育番組だった
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セサミストリートは1969年からアメリカをはじめ150カ国以上で放送されてきた長寿教育番組です。