娘は郵便屋さん!伝達訓練になった「先生とママのメッセンジャー作戦」とは?
園からの伝達事項は「お知らせお手紙」だけで把握
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小学生の娘が幼稚園年長さんの頃、通っていた園の次の日に持ってくる物などの連絡は、100%先生からのお手紙でした。
帰宅後、私がカバンからお手紙を取り出してチェックし、伝達事項の共有を確認します。
でも、娘から直接「あしたは~○○もってくるってせんせいがいった~」などと聞いたことは、一度もありませんでした。
「きっと先生は子どもたちに、明日の持ち物など話すわけじゃないんだろうな~、だから家で話題になることはないし、ママはお手紙を受け取って忘れ物をしないための大切な黒幕ってことね」と勝手に思い込んでたのです。
実は先生が「明日は○○持ってきてくださいねー」とアナウンスしていた!!
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たまたま早く迎えに行った日、先生が園児たちに「明日は長靴を持ってくるんだよ~」と話をしている場面に遭遇。
娘は先生の話を聞いているように見えたので、教室から出てきた娘にそのことを聞いてみたのですが、「え?」という反応…。
娘は、先生の話を私に伝えなくっちゃいけないとは全く思っていなかったようでした。
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『先生の話を理解し、ちゃんとママに伝える』を訓練できないかしら?
このままじゃ小学生になった時に困るんじゃないだろうか…。
先生の話を聞いて、それを私に伝えるという訓練はないだろうか?
いい方法が思いつかなかった私は、いつもお世話になっている言語訓練の先生に相談してみました。
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いつも娘の訓練に携わってくださり、彼女の特性を知っている先生は、
「そんな時は娘さんをメッセンジャーにするといいですよ!お母さんと担任の先生で手紙のやり取りし、それを娘さんに運ばせるんです。」
と教えてくれました。娘に手紙を渡すという役目をやってもらい、『この手紙は大事なことが書いてある、渡さなければいけない』
という意識をしてもらうのです。私は早速、幼稚園の担任の先生にお願いすることにしました。担任の先生は快く了承してくれ、次の日から、私と担任の先生の手紙のやり取りが始まりました。
ステップ①~ただ、手紙を渡してくれるように頼む~
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渡すのは毎日ではなく、週に2、3回。内容は、
「今日は朝ごはんたくさん食べました」や、「日曜日は家族でお出かけしました」といった、本当に簡単なことでした。
先生からも、『今日はウサギに餌をあげました』や、『お遊戯の練習、元気よくできました』などのことが書かれていました。
ステップ②~手紙に何が書いてあるか話す~
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ステップ③~手紙なしで口頭で伝えてもらう~
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このように少しずつレベルアップしていき、
卒園する頃には、
簡単なことであれば口頭で伝えられるようになりました。
4月から小学一年生になった娘。訓練のおかげもあって、「せんせいがこれもってきてだって!」と連絡を言えています。
しかし、言えるのは一回に一つの連絡のみ…。他の連絡はすっかり忘れてしまっているようで(笑)
ここからは数をこなして、また少しずつレベルアップ出来たらいいなと思っています。