子育て情報『不登校の女の子との「無言のカウンセリング」?それでも学校に行けるようになったわけ』

2017年5月20日 11:00

不登校の女の子との「無言のカウンセリング」?それでも学校に行けるようになったわけ


小児科外来のカウンセリング室にやってきた母娘

不登校の女の子との「無言のカウンセリング」?それでも学校に行けるようになったわけ の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11017013624

病院の小児科外来でカウンセリングを行っているカウンセラーの私のもとに、不登校の娘さんと母親が心理相談を受けに来ました。

そのとき娘さんは中学3年生。母親の話だと中学2年生のころから学校に行き渋るようになったけれども、教師の働きかけで今は何とか相談室登校をしているとのこと。

母親が説明する間、その子は一言も話さず暗い顔をして座っていました。

私は「学校で何か嫌なことがあったのか」、「友だちと気まずいことでもあったのか」と問いかけましたが、無言のまま。

母親は、「家で娘に尋ねても嫌なことやいじめはないと言うのです」と代弁します。

医師の方では医学的処置は行わないとのことを聞いていたので、経過観察をしながらじっくり支援の方向性を探ろうと考え、「すぐには話したくないかもしれないので、時々来て状況を知らせて下さい」と言って初回の面談を終わろうとしました。

しかし母親は「どこに行っても同じことを言われます。私が心配でたまらないのです。このまま一生引きこもりになるのではないかと不安です。ここで話を聞いていただけませんか」と言うのです。娘さん本人の考えは計り知れませんでしたが、母親の困り感が大きいことも鑑み、ひとまず次週も面談の予約を入れることにしました。


カウンセラーと母親と娘の三者面談、しかし彼女は一言も話さず…

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翌週、時間通りに母娘がやってきました。母親はこの一週間も娘の状況は変わらないことを説明してくれましたが、肝心の娘さん本人はやはり一言も発しません。

母親がしゃべり過ぎるので娘さんが話さないのかと考え、母親の発言を抑えて彼女の発話を待ちました。しかしいくら待っても言葉を発しません。最後にはうなだれ、長く伸びた髪が顔を覆い、ホラー映画の「貞子」のような状態になってしまったので、「これ以上はまずい」と思い、母親との話に戻りました。親子で訪れる小児科の心理相談の時、私は特別の事情がない限り親子別々に話すことをしません。子どもは不安を抱いて訪れます。

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